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目標復旧時間 (RTO: Recovery Time Objective)

目標復旧時間(RTO)の定義

目標復旧時間(RTO)とは、事業が中断した際に、「いつまでに事業を復旧するか」という目標時間を表す指標です。復旧目標をいつに設定するのかは、提供する製品やサービスの公共性の高さなどの事業の性質、契約条件などの顧客要件や仕入先との関係により異なります。

RTO概念図

RTOの設定条件例とよくある間違い

RTO設定するにあたり、考慮すべき条件の例をいくつか挙げます:

事業の持つ特性により考慮すべき条件は増減しますので、ハイレベル事業インパクト分析(HBIA)や事業インパクト分析(BIA)時に十分な要件設定をする必要があります。

この時注意したいのは、過去の回復実績や経験則から復旧できそうな期間をRTOとして設定するのは適切ではありません。復旧目標はあくまでも、重要な業務をこれ以上は中断してはならないという期間であり、事業を継続するためのステークホルダーからの要請をきちんと認識し、設定する必要があります。

例えば、顧客への納品が1週間以上遅延すると何らかの罰則が生じる場合には、その契約条件からRTOは1週間以内に設定します。過去の復旧対応例や他社事例を元に復旧可能時間を推定し、その数値をRTOとして設定している企業をよく見ますが、そうした設定方法では、RTOの達成意義がみえなくなります。

そして、そうして設定したRTOが達成可能ではない場合には、目標の設定変更、目標レベルの変更、または契約自体の見直しを検討する必要があります。

RTOの例

RTOは、目標復旧レベル(RLO)とセットで常に考えます。設定例はRLOの記事に詳細に記述してありますので、そちらをご参照ください。

RLO(目標復旧レベル)

(文責:久野陽一郎)

関連用語 RLO(目標復旧レベル)
MTPD(最大許容停止時間)
関連サービス BCMS構築支援サービス
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