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Good Practice Guidelines 2010 (GPG2010)

2010年3月 BCI 発行

グッドプラクティスガイドライン2010(GPG2010)年度版の配布開始!

2010年3月に、英国BCI本部は事業継続に関する包括的な実践ガイドラインの最新バージョンの無料配布を開始しました。GPG2010は、BS25999-1のように事業継続管理の実践規範を示したものであり、What(何をすべきか)のみならず、Why(なんのために)やHow(どうやって)といった具体的に構築のヒントにつながる有益な情報について広く解説しているガイドラインです。

なお、旧版(2008年発行版)からの変更は大きく以下の点になります。

また、原文(英語)のみのダウンロードが可能となっています。詳細と無料ダウンロードは関連リンクをご覧ください。

6つのテーマで構成

本ガイドラインからBS25999へのクロスリファレンスは削除されましたが、BS25999の考え方がGPG2010から切り離されたわけではありません。事実、BS25999で示されるBCMライフサイクルがそのまま、GPG2010における6つの章立て(方針とプログラムマネジメント、組織文化へのBCM文化の定着化、組織の理解、BCM戦略の決定、BCM対応の開発と導入、エクササイズ、維持と見直し)として反映されています。このため、BS25999に慣れ親しんだ人にとっては、より違和感なく読む進めることができ2次的な参考書として使いやすいと思われます。

【GPG2010の主な章立て】

1. Policy and Programme Management (方針とプログラムマネジメント)

2. Embedding BCM in the Organization's Culture (組織文化へのBCMの定着化)

3. Understanding the Organization (組織の理解)

4. Determining BCM Strategy (BCM戦略の決定)

5. Developing and Implementing a BCM Response (BCM対応の開発と導入)

6. Exercising, Maintaining and Reviewing (エクササイズ、維持と見直し)

7. Annex1:

8. Annex2:

最大の特徴は「実践性」「最新性」「論理性・整合性」

GPG2010は、BS25999-1同様、世界中の現場でBCMの構築に携わってきた専門家たちの経験を反映したものであることから「実践性」に優れたガイドラインであると言えます。

また、初版が2007年、その次の版が2008年、そして今回の最新版が2010年、というように頻繁に更新が行われており、常に時代に即しているガイドラインであるということができます。年々変化するリスクや、日進月歩するBCMの考え方を反映したGPG2010は、BCMに携わる人にとっては、極めて貴重な情報源であるということは言うまでもありません。

そして、GPG2010の3つ目の特徴として「論理性・整合性」の高さを挙げることができます。ベストプラクティスと呼ばれるものの中には、ITILのように、いまいち論理性・明瞭性に欠けるようなものもある中で、当該ガイドラインは非常に論理性を意識した理解を促進する作りになっています。加えて、各テーマ毎に必ず「コンセプトは?」「インプット(入手すべき情報)は?」「アウトプット(得られるべき結果)は?」「アウトプットを得るための手段(アプローチ方法、フレームワークやツールなど)は?」といった項目を設けて、明瞭簡潔な解説を行っています。さらに、曖昧になりがちなBCMの用語についても、他の規格やガイドラインで使われる用語を十分に考慮した、整合性を意識した作りになっています。たとえば、Hazardという言葉はNFPA1600などでは良く使われる言葉ですが、このガイドラインではThreatと同じ意味であるとして明記しています。さらに、違いが分かりづらいクライシスマネジメント、リスクマネジメントなどといった言葉の違いについても触れています。

BCM資格受験者やBCMの実践的な技術習得を目指す人向け

GPG2010は、CBCIと呼ばれるBCIが運営するBCMの資格試験を受けたい人には必須の教材になるものです。試験問題は、このGPGがベースとして作成されます。

勿論、資格受験者以外にも、どのようにBCM構築を進めてゆくべきかといった、BCMについてより以下に挙げるような実践的な技術習得をめざしたい人にとっても十分に活用できる中身となっています。

さて、著者はコンサルタントですが、私自信どこにも答えを見いだせず自分の中だけで考えていたようなことが、当該ガイドラインのAnnex中に記述してあったりもしました。著者の背中を押してもらうのにある意味役立ちました。英語版しかありませんが、BCMの力をさらに一段高めたい人にはぜひ、読んでいただきたいガイドラインの1つです。

2010年4月9日 (文責:勝俣 良介

日本語版が販売開始に

(2011年6月20日追記)

「GOOD PRACTICE GUIDELINES 2010 GLOBAL EDITION」実践的ガイドライン2010グローバルエディションが発行されました。

下記サイトよりご購入いただけます。

http://www.rmcaj.com/_rmca/top/book.html

関連リンク Good Practice Guidelines 2010
英国BCI本部
関連サービス BCMS構築支援サービス
関連記事 BCI(Business Continuity Institute)
事業継続(BCP,BCMS)に関する資格制度
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