虫歯を防ぐ3段階のコントロール活用
9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。 今夏の東京都心の猛暑日の日数は観測史上2位、熱帯夜は3位との事で、 今月・来月と平年より気温が高い状態が続くそうです。
例年ですと夏は帰宅したあとにビールを1本呑んでいた私ですが、 今年30歳を迎えたこともあり、メタボ対策を意識して 自宅では呑まないよう我慢の日々をおくっています。 (私を知っているお客様からは、メタボでもいいから もっと太れと言われそうですが・・・)
先日ふとした事から歯の被せ物がとれてしまい、 何年も行かなかった歯科医院に通院し始めました。(歯医者が苦手です)
久しぶりの歯科では歯のレントゲンを撮るだけでなく、 デジタル一眼レフカメラでの口腔内写真撮影と、 撮影した写真をモニターに映しての診断・治療方法説明など、 以前と比べてデジタル化が進み、何処の箇所がどう悪いのかが 分かりやすくなっていました。 診察予約も診察券番号を使用したWeb予約が可能で、浦島太郎の気分です。
幸いなことに虫歯は無かったのですが、今後は歯の健康維持のため 定期的に予防検診をすると心に固く誓いました。
少々強引ですが、今回はこの歯科医院への通院から 「虫歯に対するコントロールのタイミング」について説明したいと思います。
BCMS(事業継続)やISMS(情報セキュリティ)やJSOX(内部統制) などのプロジェクトに携わった方であれば、 リスク(脅威)を抑えるためのコントロール(管理策・統制・ルール)を 策定した経験があるかと思います。
世の中でその統制手法を適用する時期を分類すると、 一般的に以下の2つを使うことが多いです。
- 予防的コントロール(Preventive Control)
- 発見的コントロール(Detective Control)
予防的コントロールは処理の誤りや不正等の、 想定するリスクが起こらないようにする事前対応。
発見的コントロールは処理の誤りや不正、災害等、実際に リスクが起きた時の事後的対応。
この2種類のコントロールを用いているお客様が多いかと思いますが、 もう1歩踏み込んで、発見的コントロールを検知と訂正の要素に分割し、 下記3種類のコントロールを用いているお客様もいらっしゃいます。
- 予防的コントロール(Preventive Control)
- 発見的コントロール(Detective Control)
- 訂正的コントロール(Corrective/Directive/Recovery Control)
予防的コントロールは、先程と同じくリスクが起こらないようにする管理策です。 虫歯というリスクを例にすると、
- 虫歯にならないよう毎日食後に歯を磨く
- 甘いものを食べない
- 定期検診でのクリーニング
発見的コントロールは、リスクが発生した(または発生しそうな) 段階で検知し対応するための管理策です。
- 定期検診に行くことによる虫歯発見
- 歯がしみる、ズキッとしたらすぐ歯科医院へ行く
訂正的コントロールは、リスクが発生した後の被害を最小限に食い止め、 元の状態に戻すための管理策です。
- 歯科医院で虫歯を削る
- (完全に戻らないが)歯に被せ物をする
整理すると、コントロールを2種類に分けた場合は、 管理策は事前(=予防的)と事後(=発見的)の要素になり、 コントロールを3種類に分けた場合は、 事前(=予防的)・検知(=発見的)・訂正(=訂正的)の要素となります。
コントロールが2種類の場合は「事後」の管理策の中に 「検知」「訂正」双方の要素を含んでいるということです。
どちらが良い悪いという話ではなく、個々のプロジェクト方針や 作業ボリューム、担当者のスキル、要求されているコントロールの精度等、 状況に応じて選択されるのがよいかと思います。
また、コントロールを2種類とした場合でも、 発見的コントロールの中に検知・訂正の2つの要素があることを 意識することで管理策を考えるポイントになります。
虫歯の場合、いくら発見的・訂正的コントロールが優れていても、 失われた(削られた)歯は帰ってきません。 歯の健康の場合は予防的コントロールが重要なようです。
皆さんは歯の健康管理のためのコントロールをしっかりと導入していますか?
それではまた。



