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書籍紹介

危機管理対策必携 事業継続マネジメント(BCM)構築の実際

2009年08月11日

中小企業庁で「中小企業BCP策定運用指針」を検討したメンバーによる、BCP構築の具体的な手引書です。
この書籍の特徴は下記になります。
  • 中小企業のBCP構築初級者~中級者を対象
  • BCMの背景と概要をかいつまんでいる
  • 「中小企業BCP策定運用方針」のおさらい
  • BCP策定レベルを3段階に分けて解説
  • 国内外のBCP構築事例が豊富
「中小企業BCP策定運用方針」に沿ってBCMの基礎知識から具体的なBCP策定のステップをカバーしており、これからBCP/BCMに取り組む方がBCP/BCMを短時間で理解するにはお勧めの一冊です。

まず、本書では中小企業BCP策定運用指針の概要に加えて、BCP構築の手順を基本・中級・上級の3段階に分け、企業の「身の丈に合った」構築を推奨しています。加えて、
BCPに使用する様式サンプルを多数載せており、初めてBCPを構築する方でも具体的なイメージが付き易くなっています。
この本の基本コースは構築レベルの第1段階として「中小企業BCP策定運用方針」の基本コースよりも簡略な方法を紹介しており、初めて取り組む方には、抑えるべき点が分かり易く説明されています。

また、基本から中級、上級コースへと読み進めていくと、BCPをレベルアップさせるための財務診断、リスク分析のポイントが見えてきます。そのため、どの程度の作業が求められるのか、ゴールを設定しやすいでしょう。

さらに、「中小企業BCP策定運用指針」にないBCP構築事例を紹介しているので、BCPが「なぜ必要なのか」、「どう機能するのか」がつかめます。
このように、BCMの全体像とBCP構築の手順を各レベルに分けて解説しているため、BCMの仕組みを満遍なく理解できます。これから構築する方、段階的にレベルアップを目指す方には、この本を手にとってみてはどうでしょうか。

危機管理対策必携 事業継続マネジメント(BCM)構築の実際
小林 誠

日本規格協会 2006-11
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