コンサルタントコラム

新生活はアプローチを変えて

2017年03月23日

コンサルタント

花井 香奈子

コンサルタント 花井 香奈子
東京でも街歩きが心地よい季節になってきました。
こんにちは。コンサルタントの花井です。
そろそろ桜が咲きそうな陽気。とうとう、新生活のシーズンです。
弊社にも新卒のフレッシュな面々を含め、
この春新しいメンバーが続々と加入します。

4月といえば、進学や就職などで学生は
半ば強制的に新しいスタートを切るわけですが、
社会人になると自分で作らない限り
なかなか完全な新生活が始まる機会はありません。

いつも通りに過ごしていると、
あっという間に12月になり一年早かったな、
と言っている自分が想像できます。

そこで世間の新生活ムードに便乗して
私もこれまでとは違うこと(趣味)を始めることにしました。

一つは、やったことのない新しいこと。
もう一つは、一度やったことがあって辞めたことに
再チャレンジしてみることに。

「やったことのない新しいこと」への挑戦が心躍るというのは
想像が容易だと思いますので、
今回は、「一度やったことがあって辞めたこと(リスタート)」について
お話させていただきます。

一度やったことがあって辞めたこと…候補は色々ありましたが、
自分の中で再開する日が来るとは思っていなかった天敵の一つを
選択することになりました。
それは小さい頃に練習が嫌いで上達せず、
だめだこりゃと諦めたピアノです。
理由は、先日のアカデミー賞も記憶に新しい映画「ラ・ラ・ランド」。
主演のライアン・ゴズリングが経験無から始め、
吹き替えなしでピアノを弾きこなしていた姿に
感化されたから。かなり単純な動機です・・・
最近は、コンビニエンスストアのプリンターで
楽譜が購入できるという手軽さもあり、
映画を見た翌日に早速スタジオを押さえ、
弾いてみることにしました。

ピアノに触るのは実に十数年ぶりで
譜面の読み方も忘れるくらい遠ざかっていましたが、
なんとか30分で1ページ分をよろよろ弾くくらいになりました。

今回のリスタートを通して発見したことが二つあります。

一つは、なんとこれまで自分が思っていた音階が実際の音と半音ずれていたこと。
ピアノを辞めてから長年かけて少しずつズレが生じていたのか、
もともとなのか、今回弾くまで気づきませんでした。
いずれにしろ、長年の思い込みというのは怖いものです。
自分はこの十数年、半音音痴だったのか、と恐ろしくなりました。

今回はライアン・ゴズリングのおかげでしたが、
このような小さな違いに気づかないまま、
いつの間にか、間違ったことが自分の中の常識になっていることは
他にもあるかもしれないということに気付くことができました。

二つめは、練習の進め方が以前と変わったこと。
昔は、いつも間違える箇所があっても
何度も繰り返し練習することがつまらなく、
先へ先へ進めることばかり考えていました。

そのため、全体の完成度が低く、
いつも同じ箇所で止まっては先生に指摘されるの繰り返しで
なかなか次へ進むことができず、
数年後にピアノ生活を終えることになりました。

一方、今回は練習に割ける時間に合わせて進めるページ目標を決め、
その範囲内で完成度を高めるよう
繰り返し練習をするという段取りで進めました。

そうすると一定範囲内での完成度が高まるため、
満足度が得られ、次に行くためのモチベーションにつながりました。
やり方を変えるだけで、
続く続かないの結果は大きく変わってきそうだということに
気付かされました。

今回の件を通して、時が経っての再チャレンジは、
大いに意味があると実感しました。
そして長年の慣れに流されないこと、
違うアプローチをしてみることが重要であることを再認識しました

また、芸術は小さい頃から始めてなんぼだと思っていましたが、
子供のころには感じ取れなかったことも多く、
年を重ねてから始めるのもなかなか良さそうです。

もし、新生活シーズンにうずうずされていたら、気持ちを新たに、
一度辞めたことをまた始めてみるのも面白いかもしれません。