コンサルタントコラム

ネタバレ注意!訓練担当者が観る「シン・ゴジラ」

2017年02月22日

コンサルタント

山田 真司

コンサルタント 山田 真司
皆さん、こんにちは。コンサルタントの山田真司です。
早いもので、もうすぐ3月です。

思い返せば、2016年は、4月の熊本地震を皮切りに、
6月に北海道内浦湾で震度6弱を、
10月には鳥取県でも震度6弱を観測するなど、
日本中至る地域で大地震が発生した1年でした。
また、地震に限らず、8月には台風10号が岩手県を直撃、
12月にも新潟県糸魚川市では
物焼損面積が約1万坪規模となる広域火災が発生しました。
2016年は、日本が災害大国であることを
改めて感じさせる1年であった感じざるを得ません。


さて、2016年に日本を襲った災害は
何も自然災害だけではありませんでしたね。
そうです。遂にアイツが日本上陸しました。
そう、ゴジラです。
私がこのコンサルタントコラムでゴジラの脅威を訴えのが、
2015年3月。まさか、こんなにも早く上陸するとは…。


多くの映画評論家の方々が口を揃えて言いますね。
私も映画を観て、
“これは映画なのか、何時も見ている風景ではないか”
と思うほどの内容です。
官公庁チームのリーダーとして
訓練で政府の活動を間近で見てきた担当者である私が言うから、
間違いないです!
まだご覧になられていない方も、是非ご覧ください。


しかし、ご安心下さい。
来るべきゴジラの上陸に備え、
“ゴジラに如何に立ち向かうか”、
“ゴジラから如何に国民を守るか”
私は、国の訓練担当者として、
訓練に訓練を重ねて参りました。


訓練担当者として、
今日は、2016年最大の話題映画「シン・ゴジラ」で感じたことを
2つお話しさせて頂きます。
なお、まだ「シン・ゴジラ」を観られていない方、
是非DVD等で映画を観てから、
このコンサルタントコラムをお読み下さい。
ネタバレ注意です!


1.ゴジラとの共存
 「シン・ゴジラ」に登場するゴジラ、
今までで一番巨大で、強靱でしたね。
テレビやCMでも何度かご覧になられた方が多いと思いますが、
もう東京は火の海です。

自衛隊の攻撃もむなしく東京を破壊尽くすゴジラ、
破壊神の名に相応しく暴れ放題です。

人間も黙ってはいません。
知恵の限りを尽くして、ゴジラと戦います。
何とかゴジラの活動を停止することに成功した日本政府。
そして、感動のエンドロールと流れるのですが、
ここでふと思うことがありました。

“このまま東京にゴジラを放置させ続けるのであろうか…”
“政府が移動すると宣言したら、
 何処の自治体や国が手を挙げるのであろうか…”
“ゴジラとの共存を東京都民は受け入れるのか…”
“政府も首都機能を東京に残すのであろうか…”

皆様は如何ですか。
東京のど真ん中である東京駅に横たわる
巨大なゴジラを眺めながら、会社に出社し、
夕ご飯の買い物をして、新幹線で旅行に行く日常の風景を思い描いて下さい。
映画では、倒れたゴジラを映して終わりますが、
もし「シン・ゴジラ2」が作成されるならば、
ゴジラを倒す映画ではなく、
ゴジラと共に復興する日本の葛藤を描いたストーリーも、
1人のゴジラファンとして、
そしてコンサルタントとして楽しみにしています。


2.日本人だから? 日本以外で上陸したら…
 多くの映画評論家による様々な評価が出ている
「シン・ゴジラ」ですが、
ほとんど触れられることが無かった場面があります。
訓練担当者から見ると“なんとまあ…”と思う場面でした。

それは、ゴジラと戦うために
東京都民1,300万人が東京から避難する場面です。
果たして、実際に災害が発生したら、
あんなに冷静かつ迅速に避難が出来るのかと…。
ふと自分が設計している訓練シナリオを頭に思い描いた時、
被災地住民の不安や恐怖といった感情を
考慮しているのかと考えました。
訓練がスムーズに行われるのは、
もちろん各省庁担当者の日頃からの備えによるものが大きいですが
シナリオが住民の協力があることを前提としているからなのではと…。

東日本大震災や熊本地震では、
日本人の秩序立った行動に海外からは称賛の声が上がりました。
ゴジラに屈しなかったのは、
日本人特有の気質に由来するものなのかもしれません。
そう思うと、もし海外にゴジラが上陸したら
(そういえばアメリカでもゴジラは上陸していましたね)…。

本当にゴジラが上陸しないことを祈りつつ、
加えて宇宙からも巨大な円盤が来ないことも願い、
あと謎のウィルスが蔓延してゾンビ・パニックが起きないことも念じながら、
これらのコンサルタント業務に励んで参ります。