コンサルタントコラム

宗谷岬を目指して。

2016年10月26日

チーフコンサルタント

岡村 茂則

こんにちは、コンサルタントの岡村です。
初めてコンサルタントコラムを執筆いたします。よろしくお願いいたします。

地元、山口県の岩国から北海道の北端である宗谷岬まで行って
サハリンを見ようと友人から誘われたのは、私が中学生の時でした。
それは、お小遣いをそれほど持っていない中学生が、
時刻表とにらめっこしながら
鈍行列車を乗り継いで目的地を目指す貧乏旅行です。

そもそも旅が好きな家庭であったため、
休暇のたびに西日本を中心に各地へ家族で出かけており、
北海道への漠然とした憧れもあって、友人の誘いを二つ返事でOKしました。

インターネットとスマートフォンが普及した現在は、
アプリに出発地と目的地を入力して
簡単に乗り換え駅や時間を検索することができますが、
当時はそんな便利なツールはありません。

友人と2人で地図と時刻表を調べて、
移動ルート、乗り換え駅、乗り換える時間を調査し、
全行程の計画を立案しました。

しかし、そこは中学生のたてた計画です。
時刻表だけを見ると確かに乗り換え可能でしたが、
余裕時間を確保するという知識がないため、
数分間で電車を乗り換える必要があるなど、
今思えば、結構無茶な計画となっていました。

しばらくして、岡村少年と友人の2人は出発の日を迎え、
朝日をあびてキラキラしている駅のホームから始発電車に飛び乗り
8日間におよぶ旅行をスタートさせました。

しかし、大きな荷物を抱えて余裕のない自分達は、
駅の階段を息を切らして駆け上がり
確認もろくにせずに次の電車に飛び乗ることを余儀なくされ、
たびたび列車を逃してしまったため、
その日に予定していた目標の駅にたどり着くことができません。

また、旅の途中で知り合った方から、
下車印の収集という列車旅行の楽しみ方を教えて頂いたため、
いちいち停車中の電車から改札まで行って下車印を押していると、
さらに乗り換えが難しくなりました。

このまま乗り換えに失敗し続けると、
限られた時間の中で宗谷岬にたどり着き
サハリンを見ることができなくなってしまいます。

乗り換えがうまくいかない原因を考えてみると、
ホームが離れているため乗り換えに時間がかかる駅の存在や
新たに発生した下車印を収集するための時間等のバッファを見込んでいない
などリスクのマネジメントができていないため、
事案が発生した際の対応ができていないことが分かりました。

限られたスケジュールで宗谷岬にたどり着き
帰宅するという目的と、
新たに加わった「下車印の収集」タスクを遂行するため、
電車に揺られながら地図と時刻表を再度調査し、
計画全体の見直しを実施しました。

幸い、友人となった方から列車旅行で使うと便利な路線、
乗り換え駅等を教えていただき、
無事に宗谷岬までたどり着くことができました。
宗谷岬から遠くのサハリンを望み、
遠く離れた地までたどり着いた喜びを感じながら帰路につきました

夜は駅舎で野宿をして旅行の間、結局一度も風呂に入らなかった、
稚内駅から宗谷岬までの移動手段を考えていなかったなど、
他にもたくさんの計画漏れがありましたが、
中学生の岡村少年にとってのこの冒険は
初めて体験することばかりの大満足のものとなりました。

その後も、自転車で九州旅行、
バイクで北海道一周など多くの場所を旅しました。

旅行先では失敗することも多くありますが、
行く先々で見る景色、肌で感じる雰囲気、
思いがけない方々との出会いなどとても楽しいものです。
今後も各地に赴き、新たな出会いを積んでいきたいと思います。

それではみなさんも良い旅を!
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