コンサルタントコラム

ウイスキーじゃダメなんですか?

2017年07月20日

コンサルタント

狩野 隆之

コンサルタントの狩野と申します。
今回は私がウイスキーを勧める理由について
お話させていただこうと思います。

飲み会に参加してほかの人の注文をなんとなく聞いていると、
ビール、ワイン、日本酒、焼酎を注文する人は多いのですが、
ウイスキーを注文する人をあまり見かけません。
近年のブームでハイボールを注文する人は多いのですが、
ウイスキーを注文する人は少ないように思われます。

ウイスキーじゃダメなんでしょうか?

ファンである私としては、ウイスキーは知れば知るほど
おいしく飲めるお酒だと思っています。
とはいえ所詮はただの酒ではないのか?と
思われる方もいらっしゃると思いますので、
ウイスキーの面白さとは何か、
私なりの解釈をお話いたします。

その前に、スコッチとかバーボンとか、
似たような言葉の違いがよくわからないかもしれません。
わかりやすさのためにあえて大まかにご説明しますと、
ウイスキーのうちスコットランドで生産されたものがスコッチ、
アメリカで生産されたもの(一部を除く)がバーボンと呼ばれています。

主な産地でいうと、このほかに、
アイルランド、カナダ、日本があり、これらが世界の五大ウイスキーです。

ウイスキーは製造工程に独特なものがあり、
泥炭(ピート)による麦芽の乾燥、樽での熟成、
海の間近での貯蔵といったプロセスがあります。
私がお伝えしたい面白さは、このプロセスから生まれます。

1つ目は、「個性豊かな味と香り」です。
ウイスキーの熟成には、シェリー、ワイン等の
ほかのお酒を貯蔵するために使用した空き樽を用います。

こうすることで、木が持つ成分だけでなく、
シェリーの甘さなどがウイスキーに溶け出し、
味と香りに非常に多くの個性を与えるので、
初心者もすぐに違いを楽しむことができます。

また、蒸留所によっては
麦芽を乾燥させるときにピートを焚きますが、
このときの煙によってスモーキーフレーバーが加わり、
ウイスキーが他にはないユニークなお酒に変身します。

2つ目は、「偶然」です。
ウイスキーの個性豊かな味の違いは、偶然から生まれました。
ウイスキーのラベルを見ると、
「12年」「18年」といった年数標記をよく見かけます。
これは樽の中で熟成した年数を表しているのですが、
そもそもなぜそんなに長い間樽の中で寝かせておくのでしょうか。

昔、スコットランドのウイスキー製造業者が重税を逃れるため
山奥にウイスキーを隠したのですが、
その際にウイスキーを樽に入れたそうで、
数年後に飲んでみたところ、
まろやかでとても良い味になっていたといわれています。

ウイスキーは、長い時間が絶妙な味や香りとなって
溶け込んでいる価値あるお酒だといえます。

3つ目は、「潮風」です。
スコットランドのアイラ島では蒸留所が海岸近くにあります。
そこで造られたウイスキーは、潮風にもまれながら熟成を重ねるため、
大西洋の潮の味と香りが添えられています。
大西洋の海の気分を日本で楽しめるわけです。

ウイスキーの面白さが分かったとしても、
手を出しづらい難点もあると思います。
アルコール度数が高いことや、薬のような強い香りです。

たしかにアルコール度数は40度以上なので
ストレートは飲みづらいですが、
水で割れば飲みやすくなるだけでなく、
味と香りが微妙に変化するので、
ストレートとは違った楽しみ方ができます。

炭酸で割ってハイボールにしてもおいしいということは、
皆さんご存知のとおりです。

また、慣れないと香りが薬のように感じられるかもしれません。
しかし、年齢を重ねることで受け入れやすくなる場合も
あるのではないでしょうか。

例えば子供の頃はコーヒーが苦手だったけど
大人になったら飲めるようになったという経験は、
誰しもあるのではないかと思います。

私自身も大学生の頃はウイスキーを敬遠していましたが、
10年くらい経ってから人に勧められて渋々飲んだところ、
麦の香ばしさとシェリーの甘さにハマり、
それからむしろ大ファンになりました。

最後になりますが、
ウイスキーに関心を持ってくださった方に
お伝えしたいことがあります。
ウイスキーを飲むときは、水もしっかり飲みましょう。
そして何よりも、飲みすぎないようにしましょう。
自戒の念を込めて。
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