コンサルタントコラム

0%から100%へのスイッチ

2017年11月22日

コンサルタント

清水 洪軌

コンサルタント 清水洪軌

私はスポーツの中でも格闘技が好きで、
自身も仕事終わりや休日を利用して
キックボクシングを学んでおりました。

それを今年、少し思うところがあって
キックボクシングから護身術へ転向しました。
格闘技という点では共通しており、似た技術も多いのですが、
実際に取り組んでみると、
その心構えの違いに新たな発見がありました。

私が学んでいる護身術では、現実に近いシチュエーション
(日常生活の中で巻き込まれそうな対人的な緊急事態)を
想定しながら練習を行います。
こういった緊急事態で特に重要なこと、
つまり最初に学ぶことが何かと言うと、「気持ちの切り替え方」です。

護身術における目的は「自身の身の安全を確保すること」にあります。
スポーツの要素も含むキックボクシングとの大きな違いがここにあり、
勝負という概念が存在しません。
極端に言ってしまえば戦わなくても良く、
逃げ切ることさえできれば成功と言えます。

護身術における理想的な動きとは、
攻撃技術を駆使することではなく、
「どうやってこの状況を打破するか」を素早く考え、
実行することになります。

実際に学ぶ技術も、攻撃のかわし方や不意打ちの使い方など、
逃げられる状況を作り出すためのものが多く、
長時間の戦いを想定したものはほとんどありません。

そして、それを実践するために必要なのが
「気持ちを切り替える」ことなのです。

突然大きな音がしたり、大声で威嚇させられたりすると、
人間は本能的に体が緊張状態になり、硬直してしまいます。
ただ、そのまま硬直した状態で思考も停止してしまうと、
ますます事態が悪化してしまいます。

反射的に硬直してしまうのは仕方ありませんが、
その後の身体と意識のすばやい切り替えが必要となります。
リラックスしたり硬直してしまったりしている、
いわゆる0%の状態から、緊急事態に置かれたことを認識した
100%の状態に持っていくことが重要なのです。

簡単に言ってしまいましたが、
身体と意識の切り替えというのは慣れていないと
意外と難しいかと思いますし、私自身もまだまだ練習中の身です。
ちなみに私が学んでいるところでは、目をつぶって脱力した状態から、
合図と同時に必要な動きを行うという練習を繰り返し行い、
瞬発的な切り替え動作に頭や身体を慣らすようにしています。

また、個人的なコツになるかもしれませんが、
自分なりのやり方というのを持てると、慣れるきっかけになるかと思います。
私の場合は、スイッチの映像をイメージすることで、
始めた当初よりも切り替え動作がスムーズにできるようになりました。

暗闇に浮かぶスイッチをイメージし、
「カチッ」と音を鳴らしてスイッチを入れる映像を思い浮かべると、
自分の状態が緊急時対応モードに切り替わった感じがします。
ある意味思い込みに近いやり方と言えるかもしれませんが、
意外とうまくいっています。

ただ、なぜこのイメージだとうまくいったのか、
その理由は私自身見当がついていませんので、
他の方が試してもうまくいくかの保証はできません。
あくまでご参考まで。

ただ、何事にも言えることですが、
本番に備えた練習を繰り返し行うのがやはり一番効果的な方法です
本格的にやり方を学ぶとまでいかずとも、
映画などを見ながらのイメージトレーニングや、
運動を兼ねたシャドーボクシングなどでも効果はあるかと思います

色々な場所で100%の状態になった自分をイメージしてみると、
いつもの風景も違って見えるかもしれません。
皆さんも是非、自身が楽しめる方法を見つけてみてください。

前拙著『シャドーボクシングはかっこつけるためじゃない!』
http://www.itm-asp.com/cc/4213/rL84H5nf

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