コンサルタントコラム

コンサルはライブMCだ

2018年04月04日

コンサルタント

長内 麗奈

初めまして、長内です。

とうとうコンサルタントコラムを担当するということで、初回は私が熱を
上げている趣味についてご紹介しようかと思います。

早速ですが、皆さんはライブハウスやコンサートホールに行かれますか?
私は「2か月に1度は必ず好きなバンドのライブにいく」というひそかな
目標を立てています。

ライブキッズと呼ばれるような、ライブ・フェス常連者の方々には
「まだまだだね」と言われてしまいそうですが、大学3年生(思い返せば
就活生でした)にライブハウスデビューをした私にとって、これは
なかなかの挑戦なのです。

「次のライブはいつなの?」と、職場で良く聞かれることもあって、
なぜこんなにライブに行くことが好きなのか自分なりに考えてみると、
なかなかにきちんとした理由を見つけました。

近年、音楽コンテンツ、特にCDの売上が右肩下がりであることは、
皆さんもお聞きになったことがあるかと思います。

その反面、ライブ市場が年々拡大傾向にあるのはなぜか、ご存知ですか?

理由は様々ですが、一つに「その時間その場所でしか味わえない
空気の価値」に注目が集まっていることが考えられるのではないでしょうか。

好きなアーティストのコンサートやライブに行かれた時に
「CDで聞くのと違う!」と感じたことはありませんか?

思い入れのある曲、会場で初めて聞く曲、同じファンと
盛り上がった曲など、「その場」でしか味わうことのできない、
生の空気の希少性がライブにはあります。

機材の良し悪しやその日のアレンジ等が空気感を左右することも
ありますが、私は、アーティストによる「場づくり」が大きく
関係していると思っています。

学生時代に6年間バンドを組んでいた経験も手伝ってか、
当日のセットリスト(演奏される曲目やその順序のこと)が
明るい曲から始まっているのか、バラードはどのタイミングで
差し込むのか、ラストソングは何か、やMCでの場つなぎなど、
アーティストは観客に何を訴えようとしているのか、
言葉や曲構成の意図をどうしても考えてしまうのです。

なんとも冷静だな、と思われそうですが、リアルタイムでは
興奮してそんなことを気にする余裕はないので、これを考えるのは
めっぽう帰宅後です。

どんな想いでその音楽を、会場の空気をつくっているのか、
ものづくりが大好きな私にとってライブから学ぶことは計り知れません。

そして、コンサルタントの仕事でもお客様との空気づくりが
一番大切なのではと、最近、切に思うのです。

もしや訓練は、まさしく「ライブ」なのではないか――
もうすぐ入社から一年を迎える私はそれに気づいてしまったのです

ご支援のかたちは様々ですが、訓練の目的・目標を達成するために
危機感はどうやって醸成するのか、
今抱えている課題にどこまで踏み込んでいただくのか、
会社として今回は何をゴールにするのか、
は、どんな訓練にも共通する悩みであり、こだわりどころでもあります。

またそれが参加者に届くようにメッセージを選ぶのも、
どんな投げかけをするかも、ファシリテーターの腕の見せ所です。

まさにライブMCじゃありませんか。

家で音楽をゆっくりと聴くのも、もちろん素敵な時間ですが、
実際にライブに出向いて見える景色があるように、
「やっぱり訓練やってよかったなあ」と思っていただけるような、
お客様の役に立てるような「ライブ感」のある場づくりができる
コンサルタントになれるよう、日々精進していきたいと思います。

さあ、読者のみなさまも訓練に参加したくてうずうずしていませんか?

お問合せ、お待ちしております(笑)

当社のWebサイトでは、サイト閲覧時の利便性やサイト運用および分析のため、Cookieを使用しています。こちらで同意をして閉じるか、Cookieを無効化せずに当サイトを継続してご利用いただくことにより、当社のプライバシーポリシーに同意いただいたものとみなされます。
同意して閉じる