コンサルタントコラム

ふと空を見上げると

2018年11月14日

コンサルタント

菊池 朋之

皆さんは日頃空を見上げることはあるでしょうか。
静岡の田舎育ちの私は、大学時代を京都で過ごし、大学院から東京に来て、
東京で仕事をしており、都会の「空の狭さ」を感じました。
そんな東京の狭い空でも、ふと見上げれば、鳥が飛んでおり、雲が流れ、星が輝いています。

私は帰宅途中や自宅のベランダから時々空を見上げています。
そこには雲や星や鳥があり、情報量の多い東京の地上から一度視界をはずすことで、
心を落ち着けることができます。
10月22日の未明にはオリオン座流星群が極大となり、東京でも多くの流れ星を
見ることができました。

天文ショーや自然を見るのもいいですが、私が個人的におすすめするのが、
空を見上げ人工衛星を探すことです。
宇宙空間にある人工衛星を地上から見ることができるということを知っている人は
あまりいません。
私は中学生のある冬の頃に、野球の練習からの帰宅途中、ふと空を見上げると、
小さな光が飛行機とも星とも違う動きをしているのに気づき、その光が消えるまで
目で追い続けました。
当初はUFOかと思い、家族や友達にも「UFOのようなものを見た」と、その話をしていました。
それからしばらくたったある日、自宅で宇宙についての本を読んでいると、人工衛星の
ソーラーパネルが太陽光を反射して地上から肉眼で見えることがあるということを知りました。
それ以来、私は夜の空を見上げることがとても好きになりました。
いまでも地上から遥か彼方(およそ200km以上)にある人工物の活動を見ることができる
という事実に不思議な魅力を感じています。

人工衛星の光は偶然発見することもあれば、調べて確認することもできます。
日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)は以下の専用ページにて、日本の実験棟
「きぼう」が設置されている国際宇宙ステーションの目視予想を出しています。
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

国際宇宙ステーションには日本人搭乗員も長期滞在ミッションのために頻繁に滞在しており、
2017年12月から2018年6月までは金井宇宙飛行士が滞在していました。
日本で作られた「きぼう」で日本人宇宙飛行士が活動している国際宇宙ステーションを
肉眼で見ると、宇宙を身近に感じることができます。

自分が見つけた人工衛星が、なんのために利用されているのか、
思いを巡らせることも空を楽しむ方法の一つです。
地上から目視できる人工衛星は低軌道衛星なので、気象衛星や地図作成のために
使用されていたり、偵察衛星だったりするかもしれません。

人工衛星をはじめとする宇宙開発は様々な分野で活用されています。
例えばスマートフォンやカーナビのGPS機能、外国との通信、天気予報や災害情報にも、
今や人工衛星は欠かすことのできないものとなっています。
それでも、実際に関連する仕事に携わっていないと、宇宙開発を身近に感じることは
なかなかできないと思います。
ふとした時に空を見上げてみてください。
夕方や明け方の空に不思議な動きをする輝点があれば、それはもしかしたら、
私たちの生活を空から支える人工衛星かもしれません。
そうでなければUFOかもしれませんが…。

地上から空を見上げることがあれば、この話を思い出し、人工衛星を見つけ、
宇宙を身近に感じてみてはいかがでしょうか。

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