コンサルタントコラム

不自由の選択

2019年06月12日

コンサルタント

賀集 大介

コンサルタント 賀集 大介

はじめてこのコラムに寄稿いたします、賀集(かしゅう)と申します。
よろしくお願いいたします。
拙筆ではございますが、少しの間お付き合いください。

IT技術の発展のおかげで、通信の速度は数年前と比べ格段に上がり、通信量は膨大に増えました。どこでもネットワーク上で繋がっていられますし、リモートワークも推奨されていますね。
そんな「いつでもどこでも仕事ができる」環境では、家に帰っても、休暇中も仕事のことが頭に浮かんで落ち着かないという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
たまには通信を完全に断ち切って仕事のことを考えず自分と向き合う時間が必要なのではないか、と私は感じております。
自分と向き合う方法というと、お寺などの施設での瞑想や、自然のある場所への旅行などが挙げられますが、物理的にも精神的にもハードルが高いかと思います。
そこでおすすめしたいのがコンサートへ行くことです。

コンサートホールでは映画館などと同様、機内モード(または電源オフ)にすることがマナーです。さらに一部のホールでは通信抑制装置がついており、強制的に圏外にしてくれます。
通信を断ち切って何も考えずに過ごす2時間弱というのは、情報過多気味の現代社会においてあまりにも貴重だと感じています。
また、重要なのはコンサートで観る演目ですが、人の声がないものの方が個人的におすすめです。
なぜなら、音声があるものは内容を追ってしまうからです。
通信を断ち切って自分と向き合うという目的に立ち返ってみると、無心になって観ることができるものがよいかと思います。

人の声のない演目は映画や演劇のようなストーリーのあるものとは違った楽しみ方をすることができます。まず、同じ演目で複数回観ても飽きがあまりきません。特にクラシック音楽などは、誤解を恐れずにいうと1回聴いただけではよくわからないですし、演奏者によって演目の毛色が異なります。
「何も考えず、クラシック音楽を聞いていたら寝てしまう」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、寝てしまってもいいと私は思っています。
私は腕を組んで目をつぶった体勢で聴き始めますので、当然のように寝てしまうことがあります。

楽しみ方で2点目に重要なのは座席です。座席指定であれ自由席であれ、どの座席を選ぶかは迷われるポイントだろうと思います。
もちろん好みによって違いがありますが、2階席があればそちらに行かれることをおすすめします。寝ている(と周りからは見える)人が1階の最前列に行くのはさすがに失礼ですし、舞台から遠く、周囲がなるべく暗い方が雰囲気があって、私は好きです。
暗がりから明るい舞台を眺めながら、1時間を超える長さの曲の中で知っている1フレーズを探しながら聴くことも一興です。そんな状態で、ぼうっと様々なことを考えます。楽しかったこと、つらかったこと、来し方行く末のことを考え、結局めぐりめぐって仕事のことに行き着く、という日もあるかもしれません。

とかくクラシック音楽をおすすめするような文章になってしまいましたが、実は私自身あまりクラシックを聴くことはありませんし、詳しくもありません。
次は友人が演者にいる、映画音楽専門のオーケストラによるSF映画の映画音楽コンサートに行くことを目論んでいます。
『スター・ウォーズ』をはじめとした胸躍り、かつ神秘的な音楽が聴けることを楽しみにしております。
先ほどは2階席をおすすめしましたが、そこからでは友人の顔が見えないのでどこに位置取りをするか、それが私の目下の悩みです。

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