コンサルタントコラム

ヒッチハイクをしっかり考えてみる

2019年07月10日

コンサルタント

成瀬 法彦

コンサルタント 成瀬 法彦

コンサルタントとして仕事をしてみると、相手の目線で物事を考える機会がたくさんあります。
これは学生時代と比較すると大きな変化です。私は数学を学んでいたこともあり、抽象の世界から離れてリアルな物事をじっくり考える機会は限られていました。
そんな学生時代の私にも、相手目線で考えることの重要性を実感する機会がありました。それがヒッチハイクです。

そもそもの話に立ち返ると、皆さまはヒッチハイクをご存知でしょうか。
芸能人やyoutuberが時々やっているのでご存じの方も多いかと思いますが、端的に言うと見ず知らずの通りがかりの自動車に乗せてもらい、目的地を目指すことを指します。
私も有名人がヒッチハイクをしている様を見て、「知らない人と仲良くなって旅行もできて楽しそうだな」と思い挑戦してみることにしました。
ヒッチハイクと聞くと汗水流して頑張るスポーツ的なイメージが強い方が多いかもしれません。しかしそうではありません。ヒッチハイクは頭も使う総合格闘技のようなものです。
今回はヒッチハイクで一番の勘所である「いかにして車に乗るか」のヒントを皆さまにご紹介します。

「いかにして車に乗るか」は非常に重要です。
ヒッチハイクをしてみると気づかれると思われますが、何も考えずに親指を立てていても、全くといっていいほど車は止まりません。
私自身、最初は何となくスケッチブックに「海老名」とSAの名称を記載して、道路の付近に立っていました。しかし、立っているだけでそこから微動だにしなかった私は、最初に乗せてもらうまでに8時間もかかってしまいました。

当時の自分の考えとしては、ヒッチハイクとはただ待つこと。
これ以上でもこれ以下でもなく、車に乗りたいヒッチハイカーと、乗せてもいいかなと思うドライバーがマッチするタイミングを待つようなものだと思っていました。
なので、ひたすら待つことこそが合理的だろうと思っていたのです。
今考えると何も考えずに1か所に8時間もいるというのは、それはそれで忍耐強いなと思いますが、筋は悪いです(PDCAサイクルも一切回っていないですしね…)。

さて、8時間待ってようやく車に乗せてもらった私は、何が悪かったのか、海老名のSAで8時間の疲れをとりつつ考えてみました。考えれば考えるほど、ドライバー目線で考えられていなかったことに気づきます。
先ほどまでは「多くのドライバーに自分を見てもらえれば、誰かが乗せてくれるだろう」と思い、交通量の多い道路付近で立っていました。しかし、たくさんの人に認知してもらっても、「ちょっと乗せてみたいかも」と興味を持ち、停車するまでにはなかなか至りません。

では停車の意思決定をしてもらうためにはどうすればいいのか。
端的にいうと、「どんな人なら乗せたいか」と相手目線で考えて、自分の魅力を伝えることです。例えば私の場合は、人を笑わせることが好きなのでパントマイムなどをして興味を引いていました。
ドライバーと目を合わせて興味を引くのも有効です。一つの指標として3秒程度、ドライバーと目が合うかです。それだけで停車率が圧倒的に上がります。また、3秒目が合う環境とは、必然的に車の速度があまり速くなく、停車がしやすい環境であるともいえます。
このようにして試行錯誤したところ、8時間の苦労が嘘のように乗せてもらえるようになり、北海道までたどり着くことができました。

ヒッチハイクでは一般的に、場所選びを誤らなければ、慣れると誰でも30分で乗せてもらえるといわれています(裏付けはないですが、私も体感的にそう思います)。
コンサルタントとして働く今、学生時代と比較してより相手目線で考える機会が増えました。もしかしたらヒッチハイク力も上がり、もっと早く目的地に着けるかもしれません。今後も自己の成長を確認するために、ヒッチハイクに挑戦してみたいなと思います。

皆さんも興味を持ったら、ぜひトライしてみてください。そして機会があれば、一緒に攻略法を考えてみましょう。
 

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