コンサルタントコラム

Let’s 野食!

2019年12月04日

コンサルタント

久留島 宏明

コンサルタント 久留島 宏明

食欲の秋、皆さんは何か美味しいものを食べましたか?
栗、さつまいもや柿など、スーパーに行くと美味しそうな野菜や果物が並んでますが、実は、スーパーで買わなくても、美味しい食材は身の回りにたくさんあります。

それは野外に自生している植物の果実です。

私は幼少期から自然に興味があり、また大学時代は昆虫の生態を研究していたため、常日頃から野山を駆け回って過ごしてきました。
その中で、たくさんの食べられる果実に出会い、機会があればその味を確かめてきました。

今回はそんな、野外に自生している食材を採集して食べる“野食“についてご紹介したいと思います(“野食家“の茸本朗さんが本を出されているほか、様々な方がWeb上に大変面白い記事を発信されているので、こちらもぜひ調べてみてください!“)。

最初にご紹介したい“野食“食材は桑の実です。
小学生の時は大きな桑の木が公園に生えていて、よく友達と登っては夢中で桑の実をほおばっていました。
形は細長いラズベリーのようで、小さな粒が集まった形をしており、色は熟すにしたがって白から赤、濃い紫へと変わっていきます。味は甘みが強く、また非常に水分が多いので、噛むと口いっぱいにジュースが広がります。
難点は生の実を食べると舌が青くなってしまうことで、母にはよく怒られていました。生で食べても美味しいのですが、集めて砂糖とともに煮詰めると、甘酸っぱくてとても美味しいジャムができます(マルベリージャムというおしゃれな名前もあるようです)。

次にご紹介するのはヤマモモです。
ヤマモモは市街地でもよく目にする街路樹なのですが、初夏になると丸くて粒々した赤い実がたくさんなります(ただし、雄の木の場合は実ができません)。
そのままでも食べられるのですが、私はよくジャムにして食べていました。実の大部分が種なので、種をこし取るのが結構大変なのですが、甘酸っぱくて香りのよいジャムができます。弊社オフィスの前にも何本ものヤマモモが植えられているのですが、実が落ちて道路がベトベトしているのを見ると、いつももったいないなぁと感じています。

採取したクルミ

3番目はクルミです。
日本にはオニグルミと言う種類が自生しており、川の近くなどに木が生えているのを良く見かけます。
木についているクルミの実は普段目にするような茶色い殻ではなく、緑色の果皮に包まれています。
クルミを取るときにはこれがなかなか厄介で、タンニンが多く含まれるために触ると肌が黒く染まってしまいます。果皮は水に浸けておくと腐って取りやすくなります。果皮がとれてからも一苦労で、殻が非常に硬くて開かないので、鍋で炒るなどして隙間を開けてから、ドライバーなどでこじ開ける必要があります。苦労して取り出した実は小さいのですが、クルミの風味が強く、そのままでも調理してもとてもおいしく頂くことができます。

最後にご紹介したいのは山芋の”むかご”です。
むかごは山芋のつるにできる実のようなもので、地面に落ちるとそこから新しい山芋が生えてきます。
山芋も、これまでの植物と同様に、市街地の公園や道路脇など至る所に生えています。
半蔵門にある弊社の周りでもよく見つけることができ、私は昼休みに密かにむかごを採集したりしています。本当は芋を掘って食べられれば一番良いのですが、山芋掘りは大変な重労働で、しかも苦労して掘り出したら小さい芋しか出なかった、なんてこともしばしばです(経験談)。それに比べるとむかごは手で触るだけでポロっと取れますし、たくさんなっていることが多く、簡単に集めることができます。塩茹でにしたりご飯に入れたりして炊くと、ホクホクの小さな芋のような食感になり、とても美味です。また、生のまま食べることもでき、少し青臭いですが粘りがあって、より山芋に近い味になります。

今回ご紹介した食材は、その気になれば市街地でも簡単に見つけることができるものばかりです。
自分で採集した食材で作った料理は本当に格別の味がしますので、是非一度試してみて頂きたいと思います。
災害で食べ物が不足した時にも、もしかしたらこのような野食の知識が役立つかもしれませんよ。

当社のWebサイトでは、サイト閲覧時の利便性やサイト運用および分析のため、Cookieを使用しています。こちらで同意をして閉じるか、Cookieを無効化せずに当サイトを継続してご利用いただくことにより、当社のプライバシーポリシーに同意いただいたものとみなされます。
同意して閉じる