コンサルタントコラム

私の一輪車生活

2020年05月13日

コンサルタント

谷 優季

コンサルタント 谷 優季

こんにちは。コンサルタントの谷です。
今回初めてコラムを書かせていただきます。

このコラムを書いている今、世間では新型コロナウイルス感染症が蔓延し大変な時期となっています。皆さんの中にもこの影響を受けている方が大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

そんな中「巣ごもり」や「おうち時間」といった言葉が生まれ、人と接触できない状況でも楽しく過ごそうと工夫している方が増えてきました。私も見習うべく、初めは家で筋トレやストレッチを行っていました。が、何か物足りない……と感じるように。
自宅や感染リスクの少ない場所で、ひとりで運動できることはないかと考えた私は、あるものを物置から引っ張り出してきました。それが、一輪車です。

なぜ一輪車?
子どもが乗るものでは?

前段が長くなりましたが、このごもっともな疑問を解決すべく、私と一輪車の関係からお話したいと思います。

私が一輪車と出会ったのは5歳の頃、近所のお姉さんが乗っていたのに憧れ、親にせがんで買ってもらったことが始まりです。ひとりで乗れるようになり、一輪車にも様々な技があると知った私は、のめりこむように練習するようになりました。
地域に一輪車クラブがあり、小学校進学の頃に入会しました。幼少期のためあまり覚えていないのですが、物心つく前から私にとって一輪車は身近なものでした。

それから、競技として一輪車の演技大会に出るようになりました。一輪車演技競技とはグループ・ペア・ソロの部門があり、フィギュアスケートや新体操のように音楽に合わせ技術を競うものです。
マイナースポーツですが、私は小中学校時代の全てを一輪車競技に捧げてきました。週6日の練習に加え、家の前でも練習に励んでいました。友達と遊ぶ時間はありませんでしたが、苦ではありませんでした。一輪車は私の一部でしたし、それだけ一輪車に乗って演技をしている時間は楽しかったのです。
10年以上に渡る競技生活の中で、全国大会では全ての部門でメダルを獲得し、さらには優勝を経験することができました。

さて、このように久々に過去の自分に立ち返って思うことは、私の自己形成は一輪車から大きな影響を受けてきたということです。仕事の上でも生かせる一輪車から得た教訓や「私らしさ」を3つご紹介したいと思います。

  1. ひとり完璧でも決していい演技にはならない
    ソロでもない限り、ひとりが完璧でもいい演技にはなりません。それどころか、まとまりのない演技となってしまいます。ではどうすればいいか。私が意識していたのは、人によって異なる癖を理解し、自分がチームに合った動きをすることでした。
    仕事も同じことが言えるでしょう。その人が欲しいサポートや動きをすることが、いい演技、いい仕事を生み出していくのだと思います。
     
  2. 人と同じことをしてはつまらない
    これは私のポリシーでもありますが、実はきっかけがあります。コーチのような存在であった両親は、似たような演技を見るたびに「代わり映えのない演技でつまらない」と感想をこぼしていました。当時私は「とにかく両親がつまらないと思うような演技だけはすまい」と心に誓ったものです。しかし、これは私を全国トップクラスに押し上げてくれた言葉でもありました。斬新でもいい、奇抜でもいい。人に「あっ」と言わせるものを作りあげることが私の喜びになっていました。
     
  3. 全てはトライ&エラー
    私が演技を自ら作り始めたのは、小学3年生からです。曲を聞いて頭の中でイメージし、一輪車に乗らない状態で動きを確かめて演技を作ります。しかし、実際一輪車に乗ると、ほとんどの演技がそのイメージ通りには動きません。全てはトライ&エラーだと自分に言い聞かせて演技を作ってきました。
    これはリスクマネジメントでも同じですね。BCP文書がどれだけ完璧だと思っていても、実際に訓練をして初めて課題に気づくことがあります。

数年ぶりに乗る一輪車は昔のようにはいきません。人の往来を避けた自宅前で、大のおとなが一輪車に乗ってバタバタとこける様はシュールな光景でしょう。
しかし、これが自分を見つめ直す機会となりました。かつて大事にしていたこと、頑張っていたこと。眠っていたものが目覚めるように、一輪車に乗って思い出すことがたくさんありました。
今の自分も頑張らなきゃな、と昔の私が強く背中を押してくれます。

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