コンサルタントコラム

虫歯を防ぐ3段階のコントロール活用

2010年09月01日

コンサルタント

工藤 秀義

こんにちは、工藤秀義です。

9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。 今夏の東京都心の猛暑日の日数は観測史上2位、熱帯夜は3位との事で、 今月・来月と平年より気温が高い状態が続くそうです。

例年ですと夏は帰宅したあとにビールを1本呑んでいた私ですが、 今年30歳を迎えたこともあり、メタボ対策を意識して 自宅では呑まないよう我慢の日々をおくっています。 (私を知っているお客様からは、メタボでもいいから もっと太れと言われそうですが・・・)

先日ふとした事から歯の被せ物がとれてしまい、 何年も行かなかった歯科医院に通院し始めました。(歯医者が苦手です)

久しぶりの歯科では歯のレントゲンを撮るだけでなく、 デジタル一眼レフカメラでの口腔内写真撮影と、 撮影した写真をモニターに映しての診断・治療方法説明など、 以前と比べてデジタル化が進み、何処の箇所がどう悪いのかが 分かりやすくなっていました。  診察予約も診察券番号を使用したWeb予約が可能で、浦島太郎の気分です。

幸いなことに虫歯は無かったのですが、今後は歯の健康維持のため 定期的に予防検診をすると心に固く誓いました。

少々強引ですが、今回はこの歯科医院への通院から 「虫歯に対するコントロールのタイミング」について説明したいと思います。

BCMS(事業継続)やISMS(情報セキュリティ)やJSOX(内部統制) などのプロジェクトに携わった方であれば、 リスク(脅威)を抑えるためのコントロール(管理策・統制・ルール)を 策定した経験があるかと思います。

世の中でその統制手法を適用する時期を分類すると、 一般的に以下の2つを使うことが多いです。

  • 予防的コントロール(Preventive Control)
  • 発見的コントロール(Detective Control)

予防的コントロールは処理の誤りや不正等の、 想定するリスクが起こらないようにする事前対応。

発見的コントロールは処理の誤りや不正、災害等、実際に リスクが起きた時の事後的対応。

この2種類のコントロールを用いているお客様が多いかと思いますが、 もう1歩踏み込んで、発見的コントロールを検知と訂正の要素に分割し、 下記3種類のコントロールを用いているお客様もいらっしゃいます。

  • 予防的コントロール(Preventive Control)
  • 発見的コントロール(Detective Control)
  • 訂正的コントロール(Corrective/Directive/Recovery Control)

予防的コントロールは、先程と同じくリスクが起こらないようにする管理策です。 虫歯というリスクを例にすると、

  • 虫歯にならないよう毎日食後に歯を磨く
  • 甘いものを食べない
  • 定期検診でのクリーニング
となります。

発見的コントロールは、リスクが発生した(または発生しそうな) 段階で検知し対応するための管理策です。

  • 定期検診に行くことによる虫歯発見
  • 歯がしみる、ズキッとしたらすぐ歯科医院へ行く

訂正的コントロールは、リスクが発生した後の被害を最小限に食い止め、 元の状態に戻すための管理策です。

  • 歯科医院で虫歯を削る
  • (完全に戻らないが)歯に被せ物をする

整理すると、コントロールを2種類に分けた場合は、 管理策は事前(=予防的)と事後(=発見的)の要素になり、 コントロールを3種類に分けた場合は、 事前(=予防的)・検知(=発見的)・訂正(=訂正的)の要素となります。

コントロールが2種類の場合は「事後」の管理策の中に 「検知」「訂正」双方の要素を含んでいるということです。

どちらが良い悪いという話ではなく、個々のプロジェクト方針や 作業ボリューム、担当者のスキル、要求されているコントロールの精度等、 状況に応じて選択されるのがよいかと思います。

また、コントロールを2種類とした場合でも、 発見的コントロールの中に検知・訂正の2つの要素があることを 意識することで管理策を考えるポイントになります。

虫歯の場合、いくら発見的・訂正的コントロールが優れていても、 失われた(削られた)歯は帰ってきません。 歯の健康の場合は予防的コントロールが重要なようです。

皆さんは歯の健康管理のためのコントロールをしっかりと導入していますか?

それではまた。