コンサルタントコラム

「誰にでもできる能力倍増術、朝活(あさかつ)術」

2010年09月29日

取締役副社長 兼 プリンシパルコンサルタント

勝俣 良介

取締役副社長 兼 プリンシパルコンサルタント 勝俣 良介
みなさん、こんにちは! ニュートン・コンサルティングの勝俣です。

段々と朝起きるのがツラい季節になってきました。
私は夏の一頃に比べるとベッドから出るまでの時間が明らかに長くなってきました。皆さんはいかがですか?

ところで、これでも私は朝には滅法、強い方です。
どんなに寝不足でも、だいたい朝は4時~5時には起床します。
おおよそ週の平均睡眠時間は3.5~5時間ですが、それでも、それなりの集中力でフル稼働できる自信があります。

そんなことから以前、日経アソシエの朝活特集で取材していただきました。
が、思いの全てを伝え切れなかったということもありますし、また、必ずしも本メルマガをご購読いただいている皆さんにその雑誌を読む機会があったとは限りませんので、今回は、このコンサルコラムを利用して、改めて、私の“朝活(あさかつ)”について、ご紹介いたします。

「低血圧だし命縮めそうだし、そんな無茶な生活披露されても参考にならないよ」

という方、いらっしゃるかもしれません。

でも、待ってください。

まず「低血圧」という点ですが、「低血圧と早起きが苦手」ということに相関関係がないことは医学的に述べられるようになって久しいです。また「命を縮めそう」という点については、これまた科学的根拠は不明瞭です。実際、つい最近亡くなった古筆学の研究者、小松茂美さん(享年85歳)は、80歳を過ぎるまで睡眠時間が4時間を越えることがなかった、とのことです。異論反論ありましょうが、人間誰しも環境適応能力があることは否定できないところだと思います。

私自身、特段、早起きの資質を持って生まれたわけではなく、必要に応じて体が順応していったのだと考えています。したがって全ては当人の気持ち次第ではないでしょうか。

さて、そのような前置きを念頭におきながら、話を次に進めます。まずはじめに、なぜ、“夜活(よるかつ)”ではなく、“朝活(あさかつ)”なのか、をご説明します。先人いわく「早起きには三文の得」とのこと。 この諺は、まさに言い得て妙です。

以下に、私が考える朝活3つのメリットを書きます。

◇ 一つ目:
朝という時間が1日の中で最もコントロールしやすい時間(邪魔が入りにくい時間、電車遅延等も少ない時間)であること。

◇ 二つ目:
早朝は満員電車を回避できるため、精神的・肉体的な疲労感を回避できること。

◇ 三つ目:
朝は頭がリフレッシュされているので、頭の回転が速くまわるということ。

これらのメリットを最大限に活かす私の朝活ですが、全体を大きく

「自宅を出る迄の時間」
「電車での移動時間」
「会社到着後の就業開始迄の時間」

の3つに分けて活用しています。

「自宅を出る迄の時間」は、私にとっての「ながら」時間です。朝は出勤準備で忙しいので、のんびりと何かに集中するということは困難です。そこで、今流行の最新技術を利用して(iPhoneやiPodのポッドキャストなど)主要なニュース番組やラジオ番組を、耳から入れるようにします。実は、この「耳から情報を入れる」ことによるメリットは、「ながら作業」ができるという点だけではありません。目でモノを追う場合に比べて、耳から入れた情報の方が、より鮮明に記憶に残しておけるというメリットもあります。あわせて、私は録音番組を倍速再生しているので、より多くの情報を処理できます。単純に、同じ時間の中で2倍の情報を処理できるのです。ちなみに、この活動のヒントは上田渉氏の著書「脳が良くなる耳勉強法」から得ました。この本によれば、倍速再生は同時に速読力を高める効果もあるとのことです。

次に「電車での移動時間」ですが、この時間帯は“キーワードチェック”と“アナログ作業”の時間帯です。参考までに、わたしの場合、移動時間は合計で約45分ほどあります。(時間稼ぎをするためにわざと各駅停車をつかまえるようにしています)

このうち15分程度を使って、新聞や、予め携帯電話上に登録しておいたインターネット上の主要ニュースサイト群からタイトル一覧だけを引っ張ってきて(RSSリーダというソフトを使います)斜め読みし、気になるテーマやキーワードがあればメモをとります。電車での移動中に、丁寧に記事を読まないのには色々な理由がありますが、1つには、携帯電話を使って記事1つ1つをダウンロードする作業は(頻繁に通信が途切れることから)非効率だからです。

この作業が終わると、目的地に到着するまでの残りの時間、アナログな世界に戻ります。そう、普段から読みたいと思って持ち歩いている雑誌や書籍を読みふけるわけです。

「会社到着後の就業時間迄の時間」ですが、私の場合は始発に乗ると会社に午前6時頃には到着できるため約3時間の自由な時間を確保できます。私は、この時間帯を情報の丁寧なインプットとアウトプットのための時間として活用します。

具体的なインプット作業としては、電車移動中にピックアップした気になるキーワードやテーマ記事について、インターネットを駆使して検索し、今度はゆっくりと時間をかけて目を通します。そして、未読メールの処理を行うとともに、その日のToDoを整理します。これらの作業を終えても、まだ大量に時間が残っていますから、残りの時間をアウトプット作業に使います。

私はアウトプット作業を大切にしているのですが、それは、インプットした情報は、自分の頭で実際に加工し活用してみなければ、ただの”うんちく”に終わってしまいかねないからです。

具体的には、(今、まさに書いているような)コンサルコラムやNAVI記事(弊社コンサルタントがITILやBCMなど、リスク管理について定期的に投稿する弊社ホームページ上の記事)を書いたりします。

実は、邪魔の入りにくい、朝のこの時間帯は「ものを書く」にはもってこいの時間です。頭の回転も速いですし、何より時間枠を設定して1つのものを書き上げてみるというアウトプットの訓練ができるからです。たとえば、「今日は、向こう1時間で2本の記事を書こう」といった感じです。

さて、私の主な朝活メニューはいかがでしたでしょうか?早くも読んだ内容を忘れてしまった、という方のために、改めて、私が朝活する上でのポイントを以下にまとめます。

  • iPodなど最新技術を上手に活用する
  • 耳から聴く方法を活用する
  • 情報すべてを頭にたたきこもうとしない
  • インプットだけでなくアウトプットも心がける

最後に、ご留意いただきたいのは、当然のことですが、ここで書いた内容がイコール正解ではないということです。朝活について偉そうに色々と述べてきましたが、未だに失敗をして学ぶことが多々あります。たとえば、仕事一辺倒で運動不足になったためか、今年に入ってどうも体調が優れないことが少なくありませんでした。そこでこれを反省し、3ヶ月ほど前から7キロのジョギングと筋トレも朝活メニューに加えてみたところです。(そのお陰もあって今は、抜群に調子がいいです!)

今回の本コラムで書いた内容はあくまでも私一個人の生活スタイルであり、そこには三者三様の形があってしかるべきです。ただ一方で、ここに書いた話をヒントに皆様自身のベストな朝活スタイルを確立することの一助になれば幸いに存じます。

(こんな方法もあるよ!という方、ぜひ教えてください。私のコラムのコーナーでご紹介させていただくかもしれません)

さてさて、それでは、また次回まで!