コンサルタントコラム

「集中力をアップさせる方法 → 引いては景気もアップ!」

2011年01月12日

取締役副社長 兼 プリンシパルコンサルタント

勝俣 良介

取締役副社長 兼 プリンシパルコンサルタント 勝俣 良介
新年明けましておめでとうございます!勝俣です。

「2011年は二番底が来るかも」と噂が飛び交い、年が明けても相変わらず景気の動向が気になるところです。今年、政府は1%程度をGDP成長率の目標としていますが、それですら楽観的過ぎるという声も多く聞かれます。いやはや漠然とですが寂しい感じがします。

売上を伸ばす、コストを下げるには何をすればよいのか?

今までよりも効率的に仕事をこなし、より生産的な業務に積極的に取り組むことではないでしょうか。

「集中力アップで効率アップ 引いては景気もアップ!」

これを今年の目標に加えてみませんか?

 

さて、みなさん、集中力は高い方でしょうか?

気がつくと業務中に上の空になっていたりしませんか。そんなとき「この作業に集中しろ!」と自分に言い聞かせても、実は、単に目を大きく見開いているだけだったり、文字を凝視しているだけだったりしていませんか。

そうです。「集中しろっ!」と言われても、そんな簡単にできませんよね。

集中力を高めるには、まずその正体を知っておくことが重要です。集中力とは、以下の要素に分解できます。

<< 集中力=「(集中)対象の明確性かつ単純性」×「やる気」 >>

まずは「(集中)対象の明確性かつ単純性」について考えましょう。多くの場合、単純に「集中しろ」と言われてもできないのは、そもそも何に意識を向ければいいのかが不明確だからです。たとえば「本に集中しろ」と言われたらどんな感じがしますか?何に集中すればいいのでしょうか?字でしょうか?頁でしょうか?

答えは、「読む目標」です。

「その本を何分で読むのか」「その本からどんなエッセンスを引き出したいのか」といった目標です。多くの場合、その目標が不明確なのです。

そこで、“S・M・A・R・Tな目標設定”を取り入れましょう。この手法についてはメンタルトレーニングコーチとして素晴らしい結果を残している白石豊さんも重要性を切に説いていますし、勝間和代さんの年初のメルマガでも紹介されていました。

Sは、Specific(目標が具体的であること)、
Mは、Measurable(目標が測定可能であること)
Aは、Achievable(目標が達成可能なものであること)、
Rは、Realistic(目標が現実的であること)、
Tは、Time Phased(目標に期限が設けられていること)

すなわち、業務中に行う1つ1つの活動に対して、このSMARTな目標設定を心がけることが重要になります。たとえば「今日中に、提案書を仕上げる」ではなく、「今日の9:00から10:00の間に、提案書の目次と各ページ少なくとも20文字ずつ埋めたものを完成させる」というような感じです。

なお、この際に1つだけご留意いただきたいのはSMARTな目標設定は同時に、シンプルであるべき、ということです。あまり複雑な目標設定にすると、その解釈にばかり意識が向いてしまいます。Sは、SpecificでありかつSimpleの略として意識しておくと覚えやすいでしょう。

つぎに「やる気」についてです。

アップル社のスティーブ・ジョブズ氏はプレゼンが恐ろしく上手なことで有名ですが、その上手さの秘訣は、テクニックもさることながら、彼の情熱にあると言えるでしょう。情熱がなければ、相手には何も伝わらないものです。

つまり、どんなに素晴らしいSMARTな目標を立てても、やる気が伴わなければ、集中もヘッタクレもないというわけです。

この「やる気」を上げるためには、作業に入る前に「自分はその作業を通じて何を得たいのか」をイメージすることが重要です。

たとえ作業内容が自分にとって一見縁遠く見えるものであっても、工夫をすれば何かしらベクトルを合わせることはできるものです。

これにはポジティブシンキングが強力な武器になります。

たとえば「洗濯物を干す」という課題があったとします。これは誰しも(?)嫌いな作業です。私であれば、洗濯物を干すときには普段聴かない音楽を聴くようにし、「洗濯物を干す時間=貴重な癒しの時間」、と転換させるようにします。

このように“する事”と“自分のやりたい事”のベクトルを合わせる工夫も必要です。ポジティブシンキングについては、それ1つで大きなテーマであり、たくさんの専門書が出ていますから、それらを参考にしてみるのもいいでしょう。

さて、みなさん、今日はどんな仕事が待ってますか?
普段よりも集中できそうですか?
自信がなければ、何か高める工夫ができそうですか?

集中力を向上させて、自分自身の能力アップ、ひいては、みなさんの会社の景気、そして日本全体の景気を良くできたら、こんなに素晴らしいことはないと思います。

それでは本年もよろしくお願い申し上げます。