コンサルタントコラム

もっと時間があったらと思う前に、方法を何度でも変えてみる

2011年11月09日

コンサルタント

永峯 登喜子

皆さん、こんにちは。永峯登喜子と申します。

皆さんは仕事や趣味に取り組んでいる時

「時間が足りない!」

と思うことはありませんか?

私の場合、忙しくて時間の余裕がなくなると"1日が48時間あったらいいのに"とか"私がもう1人いて、「コレお願い!」とか仕事をお願いできたらいいのに"とかついつい考えてしまうのですが、そんな空想は息抜きにしかならないので、現実的にはちゃんと精度の高いスケジュールを立てて計画的に物事を進めよう、と誓うわけです。

ただ、残念なことにスケジュールを立ててみても、必ずしも予定通りに消化できるとは限りません。そんな時、やっぱり「もっと時間があったらな」と思ってしまうわけですが、割り当てられる時間にはどうしても限りがあります。

さて、一度立てたスケジュールがうまくいかない時、皆さんなら次にどんな対応を取りますか?もう一度スケジュールを設定しなおすのも一つの方法ですし、予定通りに進まない原因はなんなのか、問題の本質的な原因を探ってその原因を解決しようとするのも大切ですよね。

物事を達成するまでの行動を表した様式に「TOTEモデル」(トートモデルと読みます)という様式があります。

TOTEモデルのT、O、T、E、はそれぞれ、
・Test (テスト)
・Operation (操作)
・Test (テスト)
・Exit (退出)を表し、
「ある方法を試して上手くいかないなら、別の方法を試してみましょう」というごく当たり前の行動を表しています。

メールの中で伝えるのは難しいのですが、以下のようなイメージです。

"Test (テスト)"
   ↓
"Operation (操作)"
  ↓ ↑ …上手くいくまで"Operation"、"Test"を繰り返す
"Test (テスト)"
   ↓
"Exit (退出)"

このモデルが表わす大切なことはフィードバックのループを上手くできるまで何度でも繰り返し回すことです。つまり、上手くいかないのは"失敗"ではなく、"上手くいくまでのフィードバックである"と考えるわけです。

今回例に挙げた「時間が足りない!」という問題であれば、問題の本質的な原因を探ってその原因となっている課題を解決するあらゆる方法を上手くいくまで試してみる、という行動がTOTEモデルに当てはまる行動様式ということになります。

具体的にいえば、 文章を書く作業に時間がかかっているとしたら

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1:夕方以降の疲れが出てくる時間に負荷の高い作業を持って来ていたのを、朝一番に変えてみる

これを試して効果がなかったら、次に

2:集中力が切れたと思ったら、無理に続けず、いったん休んで、気分転換をして再開してみる

それでも効果がないようなら、

3:終わった後のご褒美を設定など、モチベーションを上げるイベントを設定する

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といった具合に、上手くいくまで色々な方法を試してみるわけです。

余裕があるときなら、そんな当たり前のことを、と思うのですが、いざせっぱつまってみると、色々な方法を試してみようとする発想自体が結構抜けてしまっているものだと個人的には思っています。

何事も"上手くいくまでのフィードバックである"を心に刻んで、1つの考え方や、方法にとらわれず柔軟に考え、行動できるようになりたいものです。