コンサルタントコラム

壁を登ると自分がわかる・・?

2012年10月24日

コンサルタント

中川 郁子

皆様こんにちは。
コラム初参加、中川郁子と申します。
今日は気分をかえて、趣味の話にお付合いください。

フリー・クライミング
というスポーツをご存じでしょうか。

カラフルな石(ホールド)が埋め込まれた
人工壁を素手で登っていくもので、
テレビで見たことがある方も多いかもしれません。

クライミング・ジムに通い始めて5年以上になります。
私はインドアなイメージが強いらしく
「クライミングします」
と言うと驚かれたりしますが、
最初は友人からジムの体験レッスンに
誘われたのがきっかけでした。

ちょうどその頃
テレビでクライミングを紹介していて、
高い所が好きなこともあり
何となく興味がありました。

ダイエットのために
何か運動したいとも思っていました。
動機が3つあったら「始め時」だと思っているので
早速体験レッスンに行き、
何か波長が合ったようでジム通いが始まりました。

背骨が伸び、ほどよく頭も使うので、
ジムに行った後はスッキリします。
最近は時間がなく月に1、2回行く程度ですが、
それでも走るのもマシン・トレーニングもダメな私が
クライミングは続いています。
その訳を改めて考えてみると、
次のようなことが浮かびました。

【登る人それぞれのアプローチができること】
力で登るパワー・スポーツと思われがちですが、
女性でも体の柔軟性や角度を使った登り方で
身長差のある男性と同じ課題
(レベル別に設定されたルート)をクリアできます。
『目から鱗』なのは足の位置で、
手の位置は同じでも、どのホールドに足を置くかで
安定感(バランス)は大きくかわります。

私はできるだけ筋力を使わない
「省エネ」な登りを日々(?)追求しているのですが、
自分なりのやり方を試行錯誤したり、
何度やってもだめな時に視点をかえて
全く違ったやり方をしてみると
思いがけない発見があったり、
そこがおもしろいのです。

【コミュニケーションのスポーツであること】
高さ10mまで登る時は自分の腰につけた
ハーネスにつないだロープ(命綱)で
地上からパートナーに支えてもらいます。
上まで登りきったらパートナーのロープさばきで
下まで降ろしてもらうのですが、
大袈裟にいうと
相手を信じてロープを託すしかありません。
また、知り合いでも知らない同志でも、
うまくできない課題をアドバイスし合ったり、
クライミングに
コミュニケーションは欠かせないのです。

ところで、
インドアのジムでも気をぬけば
落下や怪我につながります。
それを防ぐ=リスクの低減策には何があるでしょう。

私の場合は、

【信頼できるツールを選ぶこと】
特にシューズをかえてからは
ホールド上で滑る不安がなくなり、リスク低減プラス、
パフォーマンス向上の効果もありました。

【基礎をしっかり身に着けること】
初心者の時にトレーナーの方に基本の技術を
みっちりしごいてもらいました。
パフォーマンスの向上が目的でしたが
結果的にリスク低減にもなっています。

リスクの回避を選択したこともあります。
インドアでしばらく登っていると外の本当の岩を
登ってみたくなり、外岩挑戦をしてみました。
景色もよく川のそばで気持よかったのですが、
落下の恐怖や怪我が心配で
思っていたほど楽しむことができませんでした。
そして「当面はインドア優先」という選択をしたのです。

ここまで書いてきて、
もし本格的なクライマーであるかのような
印象を与えてしまっていたら(ないと思いますが)・・
申し訳ありません、全くの誤解です。

自分のペースで楽しむのがモットーですが、
先に書いた自分なりのアプローチを考えること、
コミュニケーションや基本を大事にすることは
仕事上でも私自身が大切だと思うことと重なります。

仕事でもオフでも考え方や人との関わり方は
同じパターンであることが多いと思いますので、
たまにこうして考えてみることは
仕事上の気づきにもつながるかもしれません。