コンサルタントコラム

消防団の活動についてご存知ですか

2013年03月27日

コンサルタント

林 和志郎

コンサルタント 林 和志郎

こんにちは。コンサルタントの林です。

突然ですが、みなさんは消防団の活動内容をご存知ですか?
実はわたしは数年前から消防団に所属しています。

業務の中でBCP策定のご支援をさせて頂く一方で
災害発生直後の具体的な活動(消火、人命救助)や
防災組織の組織行動など
消防団の活動を通じて学んだこともたくさんあります。

では消防団とはそもそもどのような組織なのでしょうか。
消防団は消防本部、消防署と同様に消防組織法に基づき、
区市町村に設置される消防機関です。

全国の消防団員数は約88万人(女性は約2万人)、
内訳は、会社員(サラリーマン)団員は70%と
働きながら活動している方が多くを占めています。
しかしながらその活動内容については
あまり知られていないのが現実です。

ついては
今回はわたしが所属する消防団を例にとって
その活動についてお話しようと思います。

まずは私が入団して知った消防団の意外?な事実を
ランキング形式でご紹介します。

第5位:老若男女誰でも参加できる

団員の年齢層は幅広く基本的に誰でも参加できます。
体育会系という訳ではありませんが、
規律ある部隊行動が求められるため、
入団後、まずは消防の規律・礼式をしっかり学びます。
(余談ですが、敬礼が決まると結構かっこいいです。)

第4位:年に2回大会がある

地域により内容は異なるかもしれませんが、
消防操法(基本的な器具操作・動作の方式)と
応急手当等の講習の大会があります。
私が所属している目黒区では消防操法ではポンプ車を使用した
消火活動、応急手当ではAEDを使用した心肺蘇生法の
指導に関する大会を行っています。

第3位:消防団活動に必要なものが一式貸与される

活動服上下、制服上下(半袖シャツ)、防寒具、雨具上下、
防火服上下、ヘルメット、消防団手帳などが貸与され、
全部合わせると一般的なスーツケース1個分位の量になります。

第2位:あくまでも仕事優先

基本的には月に2回、定期的な活動があるので、
仕事が忙しくないときに参加できれば問題ありません。
そのお蔭で、私は仕事が忙しくても活動を続けることができています。

第1位:消防団活動をすると報酬・出勤手当が支給される

入団すると非常勤特別職の地方公務員になります。
地域にもよりますが、1回の手当は数千円で
年間通して数万円になります。
(一般的な金額等は下記総務省のWebサイトで公開されています)

次に、平時の活動と災害時の活動についてご紹介します。

平時は、地域の防災リーダーとして地域住民の安心安全を守るため、
・火災消火の基本的な操作と手順の習得訓練
(ポンプ車、発電機、チェーンソー等の使用方法)
・災害現場での後方支援訓練
・負傷者の応急救護処置の訓練
・大規模地震を想定した倒壊家屋からの救助訓練

等を行い、技術の修練に努めています。
それ以外にも小学校の自転車安全講習会、
学校等へ出向いてのAED使用の指導等の啓蒙活動も行います。
さらには夜間のパトロールなども行っています。

一方で、火災や大規模災害が発生した場合には
消防団長の指示のもと
自宅や勤務先から災害現場へ駆けつけます。
消防隊員と協力し消火活動を行うとともに、
出火防止及び初期消火の呼びかけを行います。
さらには救助、応急救護、負傷者の搬送及び避難誘導を行ったり、
担当区域内を巡回し、被害情報等を収集します。

以上のように
消防団は日頃からこういった活動を行っており、
私もその一員として地域の防災に貢献していると自負しています。

このコラムをきっかけにして、読者の皆様が少しでも
近所の消防団の活動に興味を持っていただければとてもうれしいです。

また消防団協力事業所制度という事業者が消防団に協力できる
制度がございますので、是非こちらもご確認ください。

総務省消防庁消防団ページ

消防団協力事業所制度