コンサルタントコラム

家庭菜園の魅力は植物本来の美味しさ

2013年05月08日

シニアコンサルタント

辻井 伸夫

シニアコンサルタント 辻井 伸夫

こんにちは、辻井です。

今年のゴールデンウイークは天候に恵まれ、
読者の皆様も外で過ごすことが多かったのではないでしょうか。

私の趣味のひとつに、家庭菜園があります。
隣家との間の1×5メートルほどの細長いスペースを畑にして、
いろいろな野菜を作っています。
太陽の光を浴びながら土に触れ、体を動かし、
汗をかいた後に日陰で休んでいると、
吹き渡る風が汗を乾かして大変に心地良く感じます。

さて、今、我が菜園では
アスパラガスが土から顔を出し、ニラが風に吹かれ、
九条ネギが天に向かって伸びて、収穫の時を迎えています。
また、夏の収穫に向けて
トマト、ミニトマト、ナス、パプリカ、サトイモ、セロリを植えたところです。

こう書くと、さも立派な野菜が育っている畑のようですが、
そんなことはありません。
野菜作りは奥が深く、10年近く続けてきていますが
なかなか思ったように収穫できず、試行錯誤の連続です。
スーパーで売っているような野菜、
農家が無人販売所に並べているような野菜は
なかなかうまくできてくれません。

たとえば、定番のミニトマトやトマト。
ホームセンターでは1株50円くらいから300円近いものまで、
様々な苗が売られています。
それらを定植すれば、それなりに実がついて収穫できます。
しかし、期待するほど実がつかなかったり、
食べてみると皮が固かったり、酸味が強すぎたりします。

トマトは、あえて水まきを控え、
少々厳しい環境にすることによって、
トマト自身に頑張らせて根を張らせると、
美味しい実が成るといわれています。
ビニールハウス等がない家庭菜園では、雨を防げないため、
なかなかお店で売っているようなトマトが成らないのです。
ピーマンやパプリカも定番ですが、
やはり雨や風に弱く、降雨を嫌う、面倒な性格の野菜です。

しかし、家族はこんな言い訳を許してくれないので、
スーパーで売っているような野菜を作ることが
家庭菜園の目的ではない、と考えることにしてみました。
できる範囲の世話をして、
あとは、植物本来の生命力にまかせてみることにしたのです。

すると、店に並べられるような立派な形ではないけれど、
「野菜本来の旨味だ」と言えるような野菜ができるようになりました。
冬のホウレンソウや大根は少々アクや苦みが強く、
今収穫しているアスパラガスやニラ、九条ネギは香りが強い野菜になり、
店で買ってくる野菜とはひと味違う野菜になっています。

なんでも自然の力に任せるほうがいいとは言いきれませんが
形や色にとらわれない手作りの野菜もいいものです。
そのうえ、万が一の災害時に、
家に野菜が育っていると心強いものがあります。

しばらく、夏野菜を育てはじめるのに良い時期が続きます。
読者の皆さんも家庭菜園にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。