コンサルタントコラム

お金をかけずに災害時に備えること

2014年04月23日

コンサルタント

石上 良夫

みなさん、こんにちは。ニュートン・コンサルティングの石上良夫です。

東日本大震災では、
携帯電話が不通になって往生された方も多いと思います。
わたくしも数時間たっても自宅につながらず、
ほかに連絡手段がないことにストレスを感じました。

最近は、どの会社も家族ごと囲い込む戦略をとっていますので、
家族割引を受けるために全員が同じキャリア、という家庭も多いと思います。
しかし東日本大震災の際を思い起こすと、
キャリアによってつながりやすさがだいぶ異なっていました。
もし全員が使っているキャリアがダウンしてしまうと、
家族同士で連絡をとることは不可能になってしまいます。

こう考えていくと、複数のキャリアと契約した携帯電話を
互いに持ち合うのが安心ということになりますが、
単純に契約すると、支払い費用が高くなってしまいます。
やはり、災害対策はお金を余分にかけないと十分にできないのでしょうか。

ところで、皆さんは今どき『PHS』なんて、と思っていませんか?
ひと昔まえには複数のPHSキャリアが市場を争っていましたが、
「エリアが狭い」「安っぽい」「070はちょっと…」
といったネガティブイメージが広がったこともあり、
時流の流れがすっかり逆風になってしまいました。

携帯電話は電波出力が高いのですが、
ひとつの基地局がカバーしているのは数Km。
災害で基地局が被災すると、その地域一帯が通信不能になり、
かなりの距離を移動しなければ通話できなくなってしまいます。
これに対してPHSは低出力の基地局が多く、
ひとつの基地局で数百mをカバーしています。
基地局の被災で局部的に通信不能に陥るのは同じですが、
こちらは少し移動するだけで通話できる場合があります。

先日、長男が中学へ進学した我が家では、通信手段の見直しを敢行しました。

  • わたくしと家内: 同じキャリアの携帯電話
  • 3人の子ども:   学割でPHS(なんと3台を1台の金額で契約!)
  • プラス、携帯電話とは別会社の格安データ通信用SIMカード

なんと合計6台の通信機器の支払いを
月額1万円以下に抑えることに成功したのです。

有事の備えは、お金をかければいいというものではありません。
ちょっとした工夫や基本的な知識によって、
災害時においても有効な対策を講じることができると思います。
みなさんも、まずは身近な対策から見直してみてはいかがでしょうか。