コンサルタントコラム

ゴールへの想いは言葉を超えて

2015年06月11日

コンサルタント

上野 恭男

こんにちは。コンサルタントの上野です。

まだ、小学校低学年の頃、 父に連れられて新宿を歩いていた時の事でした。 スーツ姿のビジネスマンが外国人と 英語で談笑しながら目の前を颯爽と歩いていました。 それを見て、幼いながらも「かっこいいな~。自分もああなりたい…」と 憧れたのを記憶しています。

当コラムでは、私が体験した英語にまつわるエピソードを ご紹介したいと思います。

以前、私はグローバルに展開する会計事務所の 日本のメンバーファームで働いていました。

その会計事務所がグローバルで合併し、 双方で使用していたシステムを 統合することになった時、 日本でのプロジェクトマネージャーを任されたのです。

当時、私の英語のレベルは、 何不自由なくコミュニケーションをとれるほどではありませんでした。

しかし、当然の事ではありますが、 各国で進行するプロジェクトと足並みを揃えていかなくてはなりません。 海外でのワークショップが幾度となく開催され、 自分と同じ立場の各国のプロマネが一同に会します。 そして毎週、グローバルのプロジェクト・オフィスと 電話会議が行われ、進捗報告を求められると言う、 かつて経験したことのない状況に置かれました。

私のプロジェクトメンバーには、帰国子女もおり、 長時間の電話会議終了後、 「上野さん、そう言うことですから」と一言。 さすがに胃の痛くなる日々が続きました。

結論からいいますと、 私は無事にプロジェクトを終えることができました。

このプロジェクトを通して得た、 英語が堪能ではないものが グローバルプロジェクトを成功させる秘訣は以下です。

1. とにかく行動! 海外で開催されたワークショップでは、とにかく積極的に動き回りました。 分からないことがあれば、臆することなく自分の言葉で質問する。 単語や文法が多少違っていても、 「分かりたい」という気持ちを伝えるようにしました。 ワークショップ終了後の飲み会は必ず参加して意見交換。 相手の国や文化やその人を深く知り、自分を知ってもらうチャンスです。

2. 海外から来日したメンバーを「おもてなし」! プロジェクト期間中、 海外からメンバーが来日することがしばしばありました。 そんな時は、妻同伴で観光ガイドを務めました。 明治神宮、仲見世通り、そして秋葉原ツアー。 この時は、仕事を離れた会話となるため、 構えずにコミュニケーションが取れました。 相手の方も「Yasuは、プライベートの時間を割いてくれた」 という思いを抱き、 その後、プロジェクトを進めるうえで、強力な援助者になってくれました。

相手の意見を理解しようと必死に努力することで、 相手も自分の言うことを理解しようと努力してくれます。

ゴールへの想いを共有することが重要で、 それができれば 国や文化や言語の違いを乗り越えることができたのです。

そして、英語が堪能なプロジェクトメンバーは、 自分が走り回って、掴んできた情報を逐一共有しているうちに マネージャーと認めてくれるようになり、 プロジェクトの半ばには、快く通訳としても手助けしてくれました。

まだまだ、多くのことを学びましたが、 海外のプロジェクトメンバーと協働で進めたこのプロジェクトは、 私の人生にとって、またとないイベントになりました。

ただ...プロジェクト終了後に やっぱり自分の言葉で話せたらなあという 英語への憧れが膨れ上がり、 英会話学校に通い出し、 有給休暇を全部使って短期留学にでたりしたのは、、

それは、また別のお話。