コンサルタントコラム

ぎゅうぎゅうの本棚と向き合ってみた

2015年08月05日

コンサルタント

川上 泰央

コンサルタント 川上 泰央

コンサルタントの川上です。

私事ではありますが、7月初旬に引越しをしました。
この機会に、断捨離をしてスッキリしようと決め込み、
洋服やら鞄やら、食器やらの家中のモノを整理、処分しました。
その中で一番苦労したのが、本の整理でした。

幼少より本に囲まれて育ったため、
本は生活の中で欠かせない存在です。

毎週末に本屋さんに行き、売り場を一周します。
時代小説やミステリー小説で心を豊かにし、
東洋思想書で真理を学び、
最新の脳科学や宇宙理論で世界観を広げ、
経済書で仕事のスキルを身に着け、
ファッション雑誌や料理本で息抜きをする。

各ジャンルの棚で目についた本を買い物かごに入れて、
合計で10冊ほど購入するスタイルです。

引越前の本の保管方法は、本棚ひとつと段ボール3箱に、
様々なジャンルの本をぎゅうぎゅうに詰め込み、
さらに床には平積みされた本もあります。

さすがに景観も悪いし、部屋が狭くなる一方。
そこで引越先では、
思い切って本棚をひとつにすることを決断し、
処分した本は二百冊以上にもなりました。

ところが引越し後、近くの本屋で気になる本に出会い、
購入して家に帰りました。
読み終わり、どこに入れようかと本棚を見てみると、
この本を入れるスペースが無いのです。
この本は、本棚に入ることができない事態となってしまいました。

このままでは、この一冊から平積みが始まってしまいます。
そこで、習慣を変えるために、
本棚をマネジメントすることに決めました。

まずは現状分析をし、理想の本棚を想像します。
課題を明確にし、目的と方針、ルールを決め、運用するのです。

現状:本棚は隙間なく埋まっていてぎゅうぎゅう状態
理想の姿:どこに何の本があるか一目瞭然、
きれいに並べられ、余白のある美しい本棚
課題:整理整頓ではなく、運用へ切り替える必要がある
目的:本棚の本を入れ替え続け、知の体系を作り、未来のなりたい自分になる

3大方針(こだわりや考え方):
1.本棚はひとつ
2.素敵に着飾るように、美しい本棚を維持する
3.活動的に、新鮮に、運用する

5つのルール(決めごと):
1.読み終わった本のための棚位置を決める
2.愛読書として、たびたび手に取って読む本の棚位置を決める
3.処分する本のための棚位置を決める
4.今、興味があり調べているテーマの本の棚位置を決める
5.隙間を必ずつくり、見栄え良くする。

5つのルール通りに本を並べ替えると、新たに処分する本が出てきて、
隙間が生まれました。

本が知識であるとすると、
本棚は知識を蓄積する外付けの脳であると言えます。
本棚がぎゅうぎゅう状態では、
自分の脳が固まるように感じてしまいますが、
本棚に隙間が生まれたことで、脳の中で何かが動き始めた気がしました。

また、本棚を眺めることで、
過去の自分と現在の自分を見つめなおすことができます。
本の購入時には、
未来のなりたい自分のために知識を得ようとしているからです。

そして、処分に悩む本は、
意外と自分に必要のないものだったりします。
思い切って処分できるのは、
対象である本がまた購入できるという存在だからです。

私の考える本棚マネジメントは、
溜めこんだまま忘れ去るのではなく、
「得て捨てる」を繰り返すことで、
自在に動ける状態を保ち続けることです。

本棚と自分の脳のふたつの場所の使い方をよく理解し運用していると、
なりたい自分でいられると思えてきます。
このような視点で考えると、
本棚をマネジメントすることは
自分自身をマネジメントしていると言えるではないでしょうか。

本好きの人で、本を買い足し、本棚を増設し、本の整理に困っている方へ。

今夏は、本棚をマネジメントすることで、
未来のなりたい自分に近づく
「本棚 As Is To Be」を楽しんでみては如何でしょうか。