コンサルタントコラム

身体は忘れない

2015年10月01日

コンサルタント

南 明日香

こんにちは、コンサルタントの南です。
あの恐ろしい猛暑がすぎ、秋になりましたが
皆様いかがお過ごしでしょうか。

秋と言えば運動の秋ですね!ということで、
今回は運動につながるかもしれない?話などを。

突然ですがわたくし、
今年の6月初めに人前でフラメンコを踊る機会がありました。

と言っても、フラメンコは昨年から習い始めたので
せいぜい1年程度の初心者です。
幸いフラメンコを習う前から別のダンスを習っていたので、
比較的振り付けを覚えるのは早い方ですが、
出演の打診があったのは本番の2か月ほど前。
その時点で振り付けは終わっていませんでした。

はたして本番までに仕上がるのだろうか…という一抹の不安を抱きつつ、
受諾の返事をしたところ、 以降のレッスンはひたすら振り付けをすることとなりました。
(通常のレッスンでは最初に基礎練をみっちりやってから振り付けに入ります)

初心者ゆえに振り付けの見通しが全く分からないため
「本番に間に合うのか…」という弱音を吐きつつ、
別の教室でフラメンコを習っている友人の
「その気になれば2週間で振り付けなんて覚えられるから!」という
何ともコメントしづらい励ましを受けつつ、
振り付けが終わったのが本番の約1か月前。

しかしここで安心はできません。

振り付けが終わったからと言って人前で踊れるレベルなのか
というと全くそんなことはないからです。
振り付けが終わると、
これまでパーツごとにブツ切りで覚えた振り付けをスムーズに、
かつ見栄え良く踊るというミッションが発生します。

特に「見栄え良く」というのが曲者で、
そのためには振り付けを完全に身に着けたうえで、
他人から見てどう見えるかに意識を向ける必要があります。
本番まで残りの1か月間は
通常のレッスン以外にも練習する機会を設け、
どう踊るか考える余裕ができるよう、
振り付けを体に刷り込ませ、動きを矯正する作業に没頭しました。

目指すゴールは頭で考えるより前に勝手に体が動くことです。
とはいえ、仕事の兼ね合いで練習にさける時間は限られているため、
体を動かして確認できないときは
暇さえあれば頭の中で振り付けを最初から最後までなぞり、
イメージトレーニングをしていました。

結果、この時の刷り込み作業のおかげで
本番は特に緊張もせず踊りきることが出来ました。
おそらく、次の振り付けを考えなくとも動けるレベルまで
練習をやりきったことが自信にもつながったのでしょう。

そして本番が終わって数か月たち、
ほとんど本番で踊った振り付けでは踊っていないのですが、
今のところまだ体は振り付けを覚えています。

頭でなぞっているだけだと、たまに細部がわからなくなりますが、
面白いことにちょっと体を動かすと思い出せるのです。

今回のこの経験を通じて実感したのが、
自信をもって迷いなく動けるようになるには、
体が勝手に反応するレベルまで練習を
積み重ねなければならないということです。

大人になるとどうにかして
ショートカットする方法を探してしまいがちですが、
急がば回れとはよく言ったもの、
妥協せずに繰り返すことが重要なのだと思い知らされました。

なぜなら、いくつになっても
体は覚えたことをそう簡単に忘れないのですから。