コンサルタントコラム

「FIVE YEARS」

2016年01月20日

執行役員 兼 プリンシパルコンサルタント

内海 良

執行役員 兼 プリンシパルコンサルタント 内海 良
みなさん、こんにちは。内海です。

年が明けてまだ数週間というのに
様々なニュースが飛び交っていますね。
北朝鮮の核実験、連日の株価の値下がり、
そして芸能界の様々なニュース…。
申(さる)年は「申酉騒ぐ」というように
騒がしい年といわれますが、
まさに疑いようのない滑り出しです。

さて、そんな数あるニュースのなかで、
私が一番ショックを受けたのは
David Bowieがこの世を去ったことです。

十代の私にとって、彼はマラドーナと並ぶアイドルでした。
写真を通してみる彼の姿は妖しく、声は切なく、
ライナーノーツに書かれた詩は、
常に私を別世界に連れて行ってくれました。

訃報を訊いた日は、
おそらく世界中の多くのファンがしたように、
私もある名盤中の名盤と言われるアルバムを聞き直しました。

その一曲目が「FIVE YEARS」でした。
FIVE YEARS = 5年。

Bowieが泣きそうな声で歌うその曲を聴きながら、
改めて気づきました
「そういえばちょうどイギリスから帰国し、現職に就いて5年だな」と。

コンサルタントとして駆け出しだった1年目。
わからないことばかりでしたので、
とにかく会社にある情報はすべて飲み込んでやろうと、
空いた時間はひたすらサーバにある情報を漁りつくしていました。

2年目からは大型案件にチャレンジする機会を得て、
それらを完璧にこなすことに情熱を燃やしました。

3年目以降は会社の規模が大きくなるとともに
いつのまにか部下も増え、
今ではプレイヤーだけではなく、
マネジメントとしての役割の比重も大きくなっています。

5年で大きく変化したものだとしみじみ思います。

5年は大きな節目でもあります。

多分にもれず、私も今年から新たな役割と責任のもと、
業務に従事することとなりました。
年初には、5か年計画とした戦略を発表したところです。

さて、5年後の世界はどのようになっているのでしょうか。

その頃もオリンピック・パラリンピックが控え、
土地の再開発が進み、
人工知能やロボット工学がさらなる発展を見せているでしょう。

あるアメリカのメディアでは、銀行から小切手がなくなり、
パスワードや鍵はすべてスマホ経由や生態認証となり、
農業や電車の車掌はすべて自動化となる未来を予測しています。

過去を振り返り、どのような変化があるのか見据えつつ、
これから5年でどこまでいけるのか。

FIVE YEARSでは、
5年後に失われる世界で生きる人々が
本当に必要なものに気付く、
ということがうたわれています。

間違いなく、5年後の未来は大きく変わっているでしょうが、
常に大切なもの、必要なものを見失うことなく進もうと思います。
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