コンサルタントコラム

鳥のように物事を見る

2016年06月22日

コンサルタント

南 明日香

こんにちは。ごくまれにローディー(ロードバイク乗り)になる
コンサルタントの南明日香です。

自転車を乗るには最適な時期…なのですが、
諸般の事情によりなかなか乗れておりません。
もし私のロードバイクに感情があったら
とっくに見捨てられていること請け合いです。
梅雨が来る前にもうちょっと乗ってあげたいのですが、
どうなることでしょうか。

さて、今回は昨年末にロードバイクに乗った時に
やってしまったお話をしたいと思います。

事の起こりは暮れも押し迫った12月30日、
友人宅に預けっぱなしにしていたロードバイクを
取りに行った日に起こりました。

ちなみに友人宅から自宅までは大体片道20kmぐらいです。
というか往路ではそれぐらい走ってたどり着きました。
そして帰るにあたって
せっかくなので行きとは違うルートで帰ろうと思い、
「なんとなく」全体のルートを確認し、
あとは適宜ナビを確認しながら帰ろうと出発しました。

が、この「なんとなく」と「ナビ任せ」が良くなかったのです。

行きのルートでは友人宅のやや手前で
傾斜のきつい上り坂があったのですが、
あとは極めて平坦な道のりでした。
つまり、帰りにおいて下りはあっても登りはないはずなのです。
行きと同じ道で帰っていれば。

だがしかし、実際の帰り道は何度もアップダウンに遭遇するという、
なんとも無駄の多いルートだったのです。
これはまずい…と思い始めたころには時すでに遅し。
軌道修正しようにも、
愚直に最短距離(ただし高低差の考慮なし)を示すナビは、
このまま突き進めと言っています。

すでに日没を過ぎ周囲も暗くなっていたこともあり、
やむを得ずナビに従って帰ることを選択。
そして帰宅するころには、
日ごろ自転車で坂を走ることは嫌いと
公言してはばからない私の心はバッキバキに折れておりました。
さらに悪いことに、自宅で改めて通った道のりを確認したところ、
最も坂が多いルートを30km近く走っていたのでした。
なんということでしょう…行きよりも10kmも増えています…

と、ここで話を終わらせてしまっては
ただの自虐話で終わってしまいますので、
二度と同じ轍を踏まないために原因ととるべきだった行動を考えてみました。
といっても原因は明白ですね。
「行きとは違う未経験のルートを走ろうとしたにもかかわらず、
タイムリミット(日没)を気にして、
全体像をきちんと把握しないまま、
ナビの言いなり(いわば場当たり的)に走り続けた」ためです。

改めて文字に起こすとなかなか精神的な破壊力が大きいですね…
見事に取るべき行動とは真逆のことをやっております。
つまり、本来であれば「最初に時間を十分にとって、
友人宅から自宅までの帰路を鳥瞰したうえで、
理想の(最も坂道が少なく楽に帰れる)ルートを選定すべき」
だったのです。

さらに、多少ルートを外れたとしても
すぐにリカバリができるよう、
時間と心に余裕をもって出発する必要もあったでしょう。

なお、「行きと同じルートで帰ればよかったんじゃない?」という
意見はそっと心にしまっておいていただければ幸いです。

ひととおり一人反省会を実施してから気づいたのですが、
この失敗はコンサルタントにとって重要な
「水平思考」と「垂直思考」の観点、
すなわち「鳥のように高い視点から物事の全体像を把握し、
当たりをつけてから深掘りをする」ことが
欠落していたと言い換えることができます。

日々の失敗も分析次第では業務に生かすことが可能なのだ、
と改めて感じた次第です。

この程度の日常の失敗であれば
自分に地味なダメージが発生するだけですので、
プロジェクトで失敗して
お客様に迷惑をかけることに比べたら何倍もマシですしね。

ということで、
今後も些細な日常の失敗も仕事の糧にしてやろう
という心意気を持ち続けたいと思います。
…誰ですか、「このワーカホリックが」と思った人は。