BCPの策定がもはや「当たり前」のフェーズへと移行する中で、我々が直面しているのは、感染症、地政学リスク、そして止まることのないサイバー攻撃や激甚災害という、想定を超え続ける危機の連鎖である。
問われているのは、変容し続ける脅威に対し、いかにしなやかに、かつ迅速に対応できるかという組織の「地力」である。BCPの策定率の向上そのものに本質はない。
本レポートは、過去3年間の定点観測を通じて、企業のBCPの実効性の現在地を検証する調査の第3弾となる。移り変わる事象の陰に隠れた「変えてはならない本質」と、実効性を向上させるために「変えなければならない構造」とは何か。形骸化の壁を突き崩し、次なる有事に打ち勝つための「不変の原理原則」を解き明かす。