BCP策定・評価ワークショップ取組紹介: トヨックスグループ

BCP策定・評価ワークショップ トヨックスグループ集合写真

グループ概要

株式会社トヨックスを中心としたサプライチェーンを構成する企業群であり、富山県内の企業4社(トヨックスを含む)、東京都、千葉県のそれぞれ1社による計6社による取組。

業種は製造業5社、印刷業1社で構成され、トヨックスと残り5社の間には普段から取引が発生しているものの、トヨックスを除く残り5社は直接的な取引はなく、まさにこのワークショップをきっかけに集まった企業群である。

【幹事企業】

名称 株式会社トヨックス
代表者 代表取締役 中西 誠
業務内容 耐圧ビニールホースの生産・企画・販売/輻射式健康冷暖房の開発・販売/OA機器、ソフトウェアの企画・販売
資本金 9,880万円
従業員数 300名
所在地 富山県黒部市前沢4371
URL http://www.toyox.co.jp/

【構成メンバー】

株式会社トヨックス (製造業)
株式会社木山製作所 (製造業)
有限会社コーエー産業(製造業)
株式会社シルバー印刷 (印刷業)
有限会社豊岡製作所 (製造業)
株式会社星名産業 (製造業)

グループミッション

サプライチェーンを構成する企業群がノウハウを共有しながらBCPに取り組み、
有事の情報連携体制を構築

これまで幹事企業(株式会社トヨックス)は、製品供給を止めないという方針のもと自らBCPを策定し、サプライチェーンにも啓蒙活動を真摯に行ってきた。今回の取組はこれまでの啓蒙活動の具現化ともいえる取組であり、サプライチェーン企業6社が連携してBCPの策定・改善を行い、有事の際に相互の状況を迅速に連絡しあう仕組みを構築し、今後の相互発展を目指す取組である。

ワークショップの様子 

事務局コメント

今回のグループは、幹事企業であるトヨックス様が強力に推進する「BCPによるサプライチェーンの強化」の一環として各企業に声がけして生まれたグループです。地域的にバラエティーに富んでいることもあり、ワークショップは富山側と東京側とをTV会議システムで結び進めていきました。当然進めにくい部分はありましたが、その分メリットも多くあったと思っています。例えば震災で実際に被害にあわれた企業がいることで、当時の臨場感のある対応を共有することができたのも地域的な広がりのあるグループならではだと思います。

また地域に限らず、BCP策定状況の違い、製造業と印刷業という異業種など、違いがあるからこそお互いの得意な面をグループ内で共有し、皆で一緒になって進めていく効果を強く実感することができました。加えて皆で一斉に取り組むと「一緒にがんばろう」「自分だけが脱落はできない」という形になりますよね。それもグループで取り組む効果だと思います。

さて、今回のワークショップの目標である「各社がBCPを作り上げる」「グループ内で有事の緊急連絡をする仕組みを構築する」というものでしたが、見事達成されたのは素晴らしい限りだと思います。しかし、それにもまして「次のBCP訓練にぜひ見学に来てください」とか「これから実施する業務監査にBCPの仕組みも取り入れるか」など今後の取組に関してたくさんのアイデアがでたことが個人的には一番嬉しく、興味深い部分です。今後もこの取組がどのように進化するのか、サプライチェーンのどこまで拡がるのか楽しみです。

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