サステナビリティ

重大非財務リスクシミュレーション支援サービス

構築・策定 改善

2027年3月以降、SSBJ(サステナビリティ基準委員会)による開示基準の適用が段階的に義務化されるなど、非財務情報の開示要請はますます高まっています。また、改訂されたコーポレートガバナンス・コードにおいても、取締役会の実効性向上やサステナビリティを巡る経営課題への対応が強く求められています。

しかし、サステナビリティに取り組む上では、ただルールに適合すればよいというわけではありません。経営層が考えるべき真の課題は、脱炭素化による産業構造の転換やAIによる既存ビジネスの変容といった従来の前提を覆す不可逆的なゲームチェンジが起き、新たな常識が生まれている世界で、自社がいかに生き残り、稼ぐ力を高めるかということです。自社に起こりうる「最悪のシナリオ」を直視し、対応を検討することこそが、次なる成長に向けたリスクテイクの出発点となります。

そこで当社は、将来の事業環境の変化と、それによって自社に生じ得る重大リスクのシナリオを多角的に導き出した上で、経営層との対話を通じて、重大非財務リスクと経営戦略の接続をサポート。真のリスクカルチャーの醸成に伴走します。

このようなお客様におすすめします

本サービスは以下のように、ERMの形骸化や、サステナビリティと戦略の分断に対して課題意識を持つお客様におすすめします。

  • ERMの形骸化:リスクマップが毎年代わり映えせず、コンプライアンスや業務リスクの羅列になっており、経営の意思決定に活かされていない。また、シナリオ分析を実施しても経営判断につながっていない
  • サステナと戦略の分断:サステナビリティ開示(ISSB/SSBJ対応など)の目的が開示することにとどまっており、経営戦略や本来のリスクマネジメントと乖離している
  • 希望的観測と想像力の欠如:経営陣の視点が「短期的に事故を起こさないこと」に偏っており、10年後の自社をとりまくゲームチェンジ(非連続な変化)について議論できておらず、抜本的な事業構造の変革に踏み切れない。また、過去の延長線上のリスクしか議論できていない

サービスの特長

  1. 既存の思い込みや前提にとらわれないシナリオを検討

    自社のリスクを考える際、過去の経験や現在の業界常識が無意識の前提となり、「自社に限ってそこまでのリスクは起こらないだろう」という結論に陥りがちです。そこで、人間だけでは見落としがちな視点を、客観的なデータ分析によって補完し、思考の幅を拡張。自社にとって最悪の事態となるシナリオは何なのか、社内の常識や既存の前提にとらわれないワーストシナリオを提示することで、適切な危機感を醸成します。

  2. 第三者の立場から、経営層との率直な議論を促進

    形式的な報告書にとどまるのではなく、第三者の立場から経営陣に率直な問いを投げかけます。短期的なリスク回避だけでなく、中長期的な企業価値向上の観点から将来のリスクと機会を捉え直し、経営判断につながる議論をファシリテートします。

  3. リスクマネジメント専門のニュートン・コンサルティングが「ERMの神髄」を提供

    当社は長年の支援実績を通じて、GRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)やサステナビリティ領域における圧倒的な知見を積み重ねてきました。これをベースに、抽象的なシナリオを具体的な事業リスクへと落とし込み、実効性のある経営戦略の構築をご支援します。

主な成果物

  • ゲームチェンジ仮説およびワーストシナリオ
  • 経営陣向けシミュレーション演習シナリオおよび進行マテリアル
  • シミュレーション実施報告書
  • リスク選好見直しおよび中長期ERM統合に向けたロードマップ提言書(オプション)

支援範囲とステップ(例)

下図は一般的な流れです。お客様のご状況に応じて、支援範囲のカスタマイズも承ります。

図:重大非財務リスクシミュレーション支援サービスのステップ(例)
Step1:環境分析とゲームチェンジ仮説の構築
脱炭素、AI、気候変動、地政学など、将来の市場ルールを根底から変える要素を幅広く探索・分析。10年後の新しい常識・ルールが定着した世界線(シナリオ)を複数定義します。
Step2:重大非財務リスクの特定と「ワーストシナリオ」の策定
Step1で定義した新しい世界を前提とした場合に、気候変動や人権問題、企業不祥事といった非財務リスクの中で、特に経営に大きな影響を与えうるものを「重大非財務リスク」として特定。自社が既存のビジネスモデルの延長上で事業運営を行った場合に直面する「ワーストシナリオ(最悪の事態)」をシミュレーションし、可視化します。
Step3:経営層向けシミュレーションの実施
策定したワーストシナリオをもとに、経営陣(取締役会・経営会議メンバー)に対する実践的なシミュレーション演習を実施。事態の深刻さを疑似体験してもらい、リスクテイクの必要性に対する自覚と覚悟を醸成します。
Step4:ERMプロセス・経営戦略への統合(※オプション)
醸成されたリスクカルチャーを定着させるため、必要に応じてリスク選好、重点リスクなどの再定義を行い、既存のERMプロセスや次期中期経営計画への実装を支援。重大非財務リスクと経営戦略を結び付けます。

サービス概要

重大非財務リスクシミュレーション支援サービス

概要 脱炭素、AIの進化、地政学など非連続な環境変化に伴う自社の「ワーストシナリオ」を網羅的かつ客観的に可視化。そのシナリオを用いて、経営陣向けのシミュレーション演習を実施。従来の「守りのリスク管理」から脱却し、将来の企業価値向上のための「果敢なリスクテイク」を支えるリスクカルチャーへの変革と、ERMプロセスへの実装を伴走支援するコンサルティングサービスです。
対象企業
  • プライム上場企業を中心とする、大手・エンタープライズ企業
  • サステナビリティ開示(ISSB/SSBJ対応など)と経営戦略・ERMが分断されているお客様
  • 既存の主力事業に依存しており、中長期的なビジネスモデルの変革(非連続な成長)に踏み切れていないお客様
  • 取締役会や経営会議において、将来のリスクテイクに関する実効性のある議論が行えていないお客様
期間
  • 約3カ月~9カ月
    • Step1~2(環境分析・ワーストシナリオ策定):約1.5~3カ月
    • Step3(経営層向けシミュレーションの実施):約1.5~3カ月
    • Step4(ERMプロセス・経営戦略への統合支援):約1~3カ月(ご要望の範囲に応じて変動)
価格 500万円~(税別)
※対象となる事業領域の広さ、経営陣へのインタビュー数、Step4(ERMプロセス・経営戦略への統合支援)のスコープによって変動します。
成果物
  • ゲームチェンジ仮説およびワーストシナリオ
  • 経営陣向けシミュレーション演習シナリオおよび進行マテリアル
  • シミュレーション実施報告書
  • リスク選好見直しおよび中長期ERM統合に向けたロードマップ提言書(オプション)
その他 本サービスは経営の視座を転換することを目的としているため、CEOを含む経営陣へのトップインタビューの実施、および意思決定者(取締役や執行役員)のワークショップ参加を必須条件とさせていただきます。

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