全社的リスク管理(ERM)

リスクアペタイトフレームワーク(RAF)導入支援サービス

構築・策定

「とるべきリスク」と「避けるべきリスク」の境界線を可視化し、企業の成長エンジンを点火する。

コーポレートガバナンス・コードの改訂や、サステナビリティ情報開示(SSBJ基準等)の義務化が目前に迫る中、企業には非財務リスクを含めた高度なリスクマネジメントが求められています。

しかし、リスクは単に「極小化」すべきものではありません。グローバル競争を勝ち抜くためには、自社の資本力や戦略目標に照らし合わせ、「どこまでリスクをとってリターンを狙うか」という明確な意思表示(リスクアペタイト・ステートメント)が必要です。海外の先進企業や金融機関で先行導入されてきたリスクアペタイト・フレームワーク(RAF)は、今やあらゆる業種のエンタープライズ企業において、実効性の高い経営管理手法として検討・導入が進んでいます。

図1:「とるべきリスク」と「避けるべきリスク」を可視化する3つのゾーン

図1:「とるべきリスク」と「避けるべきリスク」を可視化する3つのゾーン

ニュートン・コンサルティングの「リスクアペタイトフレームワーク(RAF)導入・実装支援サービス」は、経営陣が許容できるリスクの総量と種類(リスクアペタイト)を明確に定義し、それを現場の日常的な意思決定プロセスへとシームレスに連動させます。

単なる「守り」のガバナンスから脱却し、果敢かつ規律ある「攻め」の経営を実現するための、真に実効性のあるフレームワーク構築を伴走支援します。

このようなお客様におすすめします

本サービスは、下記のようなお悩みを抱えられているお客様におすすめします。

  • 現場の独走とサイロ化
    経営の意図と乖離した現場の独断により、予期せぬ重大インシデントやコンプライアンス違反が発生している
  • リスクの過少評価
    経営層が新規投資やM&Aにおけるリスクを過少に見積もり、結果として株主や投資家に多大な損害を与えてしまった経験がある
  • 過度なリスク回避による成長阻害
    リスクを恐れるあまり、現場が萎縮し、適切なリスクテイク(挑戦)ができずビジネス機会を逸している
  • 形骸化したERM
    リスクマップは作成しているものの、それが事業計画の策定や日々の撤退・投資判断の基準として機能していない

サービスの特長

1. 「経営の言語」を「現場の行動基準」へ翻訳するための具体化とファシリテーション
高尚なステートメントを掲げるだけでなく、それを日々の業務で使える判断基準へと落とし込みます。現場が判断に迷わない明確な閾値設計をサポートします。
2. 非財務領域(サステナビリティ・人的資本)への深い知見
財務インパクトだけでなく、ブランド、人権、サプライチェーン、気候変動といった多岐にわたるカテゴリのリスクを定量・定性的に評価し、アペタイトの枠組みに統合します。
3. 「息をするようなERM」を実現する伴走型実装アプローチ
作って終わりではなく、お客様の既存の会議体や承認プロセスにRAFをどう組み込むかをデザイン。経営層と現場がリスクについて同じ言語で語り合える「カルチャーの醸成」までコミットします。

主な成果物

  • リスクアペタイト・ステートメント(RAS)案
  • リスクアペタイト・メトリクス(業種別・機能別閾値表)
  • プロセスフロー改定案
  • RAF運用ガイドライン
  • ダッシュボード要件定義
  • 経営層・部門長向けRAF研修プログラム

支援範囲とステップ(例)

下図は一般的な流れです。お客様のご状況に応じて、支援範囲のカスタマイズも承ります。

支援範囲とステップ(例)
Phase 1:現状評価・アペタイト方針の策定
経営トップへのインタビューやワークショップを通じ、企業の戦略目標とリスク許容度をすり合わせます。
Phase 2:定量・定性基準の設計
設定した方針に基づき、各リスクカテゴリ(財務、顧客・市場、戦略、人的資本、サステナビリティ等)における具体的な閾値を設計します。
Phase 3:意思決定プロセスへの実装
設計した基準を、事業計画の策定プロセス、M&Aのデューデリジェンス、新規事業の投資判断、およびインシデント発生時の撤退基準へと組み込みます。
Phase 4:モニタリング・カルチャー醸成(演習・研修)
実際の経営会議や事業部会議を模したシミュレーション演習を実施し、基準が実務で機能するかを検証・チューニングします。

サービス概要

リスクアペタイトフレームワーク(RAF)導入支援サービス

概要 経営陣が許容できるリスクの種類と総量を明確に定義し、それを現場の日常的な意思決定プロセスへと連動させるフレームワークの構築を支援。方針の策定からリスクカルチャーの醸成まで一貫して伴走します。
対象企業
  • 事業計画の策定、M&A、新規投資などにおいてリスクの判断基準(閾値)を明確化したい企業
  • 現場の過度なリスク回避による成長の停滞、または経営と現場の認識ズレによる重大インシデント発生に課題を感じている企業
  • 既存のERM(全社的リスクマネジメント)が形骸化しており、経営管理手法をアップデートさせたい企業
期間 6~12ヵ月程度
※対象とするリスク範囲や、対象となる会議体・プロセスの数によって変動します。
価格 応相談
その他 お客様の既存のERM導入状況や、現在の意思決定プロセスの特性に合わせて、支援範囲(フェーズ1の方針策定のみ等)のカスタマイズが可能です。非財務領域(サステナビリティ・人的資本など)のリスクアペタイト設定のみに特化した支援も承ります。

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