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コラム

赤十字救急法救急員

2017年11月21日

コンサルタント

平井 美那子

コンサルタント 平井 美那子

赤十字救急法救急員とは

赤十字救急法救急員とは、日本赤十字社が認定する民間資格の1つです。心肺蘇生の国際的な基準に沿った赤十字救急法を実践する知識と技術を有している人に与えられる資格であり、日本赤十字社が認定を行います。

赤十字救急法救急員の資格を取得するためには、救命手当を学ぶ赤十字救急法基礎講習、そして応急手当を学ぶ赤十字救急法養成講習の2つを受講し、筆記試験および実技検定試験に合格することが必要となります。
 

赤十字救急法救急員の取得に必要な講習内容

資格取得には2つの講習を受講する必要があり、受講資格は満15歳以上となります。概要は以下のとおりです。

講習名 講習分野  学習範囲 内容 試験手法
赤十字救急法基礎講習 救命手当 市民が行う一次救命措置 心配蘇生(胸骨圧迫)、気道確保、人工呼吸
AEDを用いた除細動
気道異物の除去
・筆記
・実技

 

赤十字救急法養成講習 応急手当 一次救命措置以外の処置 急病の手当
きずの手当(止血、包帯)
骨折の手当て(固定)
搬送
 
・筆記
・実技

(日本赤十字社 救急法講習テキストより抜粋)

上記2つのコースで学ぶ具体的な内容は当然異なりますが、共通の要素としてどちらの講習でも、周囲の観察・二次事故(災害)防止のための正しい判断、傷病の種類や程度によって適切な観察手当の判断、そして、冷静な判断でリーダーシップを発揮することが求められています。

赤十字救急法救急員を取得するまでーその1 赤十字救急法基礎講習

赤十字救急法基礎講習は最初に受ける講習です。病気やけが、災害から自身を守り、日常生活における事故防止や手当ての基本など、赤十字救急法の基礎を中心とした「救命手当」を学習します。

具体的には、傷病者の観察の仕方および一次救命処置(心肺蘇生、AEDを用いた除細動、気道異物除去)、救急法の基礎など約半日の講習受講、および筆記試験および一次救命処置の実技検定試験に合格する必要があります。
 

赤十字救急法救急員を取得するまでーその2 赤十字救急法養成講習

基礎講習後、赤十字救急法養成講習を受講します。止血の仕方、包帯の使い方、骨折などの場合の固定、搬送、災害時の心得など、傷病者を救助し医師または救助隊などに引き継ぐまでの「応急手当」の知識と技術を学習します。

赤十字救急法救急員養成講習は災害ボランティア要員養成という使命もあるため、搬送法・包帯法などの実技が多く加えられていることが特徴です。また計2日の講習ということもあり、内容が非常に濃くなっています。

赤十字救急法救急員の取得後

赤十字救急法救急員の資格取得後は、以下の道があります。

資格の維持・継続

赤十字救急法救急員を取得し2年以上経過した場合は、資格継続研修を受講することでさらに5年間の資格継続が可能となります。ただし資格継続研修は平成31年3月31日を以って廃止となるため、今後は講習を再度受講するなどの自己研磨が必要となりますが、取得した知識やスキルを減衰させないためにも定期的な受講をお薦めします。

指導員への道

救命手当や応急手当の知識やスキルをより広く一般に普及するため、またボランティアとして講習を通じて赤十字そのものを普及するために、赤十字救急法指導員養成講座を受講し、講習指導にあたる指導員になることが可能です。満20歳以上で有効期間内の認定証を所持しており、赤十字救急法指導員の資格取得後、ボランティアとして講習指導ができることが条件となります。

まとめ

応急救護のスキルが必要となるのは決して災害時だけでありません。自分の目の前で突然人が倒れた時や骨折をした人がいた時など、平時の際に咄嗟に求められることもあります。いざという時に備え、そして災害時の初動対応力の向上のためにもこの資格を積極的に取得することをお薦めします。
 

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