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【速報】積水ハウス、東北工場を地域の防災拠点に

掲載:2014年05月29日

リスクマネジメント速報

         
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積水ハウス株式会社は5月29日、東北工場(宮城県加美郡色麻町)の「防災未来工場化計画」を発表しました。防災備蓄を強化することで東北地域における顧客への緊急サポート拠点として機能させ、災害発生時には近隣エリアの避難所として機能するとともに、必要最低限の電気・水・ガスを確保します。また平常時にも災害時にも役立つスマートエネルギーシステムを構築します。さらに、色麻町との防災協定に基づいて住民、地域組織とも防災連携を深め、実践的訓練も実施する予定。

同工場には太陽光発電設備が既設で、新たに大型蓄電池、ガスエンジン発電機、プラグインハイブリッド自動車、エネルギー管理システム(FEMS)を導入。スマートエネルギーシステムを構築することにより、契約電力を700kw(一般家庭の約233世帯分)下げることができるため、平時には地域の電力ピークカットに貢献します。また、エネルギー管理システムの導入により、工場内主要設備のエネルギー利用状況を「見える化」します。

災害時には、蓄電池・発電機および太陽光発電の3電源から電力を供給。プラグインハイブリッド車は、災害時の電力供給源として、また初動対応時の移動手段として利用可能。災害時の初動を迅速にし、顧客や地域住民へのいち早いサポートが可能になるとのこと。

色麻町との防災協定は2013年9月に締結され、250人が寝泊まりできる避難スペースと7日間の防災備蓄を確保するとともに、10月19日に合同防災訓練を実施するほか、住民や地域組織と連携した防災訓練を定期的、計画的に開催していきます。また、新たに立ち上がる町、住民、地域組織により構成される色麻町防災協議会に参画、地域全体の被災者支援拠点としても活動できる体制、コミュニティづくりを進めていきます。

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