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「地球温暖化によって台風の移動速度遅く」論文発表 気象庁気象研究所

掲載:2020年01月21日

リスクマネジメント速報

         
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気象庁気象研究所などの研究グループは、地球温暖化によって台風の移動速度が遅くなるという研究成果の論文を発表し、2020年1月8日付の国際的科学誌「Nature Communications」に掲載されました。

掲載されたのは気象庁気象研究所の山口宗彦主任研究官らによる論文「Global warming changes tropical cyclone translation speed」です。
同研究グループは多数の数値シミュレーションの結果を⽤いて、地球温暖化に伴う台⾵(熱帯低気圧)の移動速度の将来変化を評価しました。その結果、現時点を超える政策的な地球温暖化の緩和策を講じない場合、今世紀末には、⽇本の位置する中緯度を通過する台⾵(熱帯低気圧)の移動速度が約10%遅くなることがわかったとしています。

これにより、地球温暖化が進むと、台⾵が⽇本付近に接近した際にその影響を受ける時間が長くなり、台風の被害が大きくなる恐れがあるとしています。

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