リスク管理Naviリスクマネジメントの情報サイト

南海トラフ地震に伴う津波の確率を初公表 政府・地震調査委員会

掲載:2020年02月03日

リスクマネジメント速報

         
目次

政府の地震調査委員会は1月24日、南海トラフ沿いで将来発生する大地震を対象にした津波の確率を初めて公表しました。今後発生する可能性が高いマグニチュード8から9の地震を対象に津波評価を行い、算出しました。

公表した評価文「南海トラフ沿いで発生する大地震の確率論的津波評価」において、今後30年以内に南海トラフ沿いで大地震が発生し、海岸の津波の高さが3段階(3、5、10メートル以上)になる確率を24都道府県の市区町村ごとに表で示しました。

今後30年以内に南海トラフ沿いで大地震が発生し、海岸の津波の高さが3メートル以上になる確率は、東京都の島しょ部から東海や九州地方までの広い範囲で26%以上となりました。リアス式海岸の湾奥や直線状海岸などは一般的に津波が高くなる特徴とされ、今回の津波評価でも周辺地と比較して確率が高くなる傾向が見られました。

なお、津波の高さは3メートルで住家流出、全壊が生じ、確率の26%とは、「100年に一度」の割合としました。 

当社のWebサイトでは、サイト閲覧時の利便性やサイト運用および分析のため、Cookieを使用しています。こちらで同意をして閉じるか、Cookieを無効化せずに当サイトを継続してご利用いただくことにより、当社のプライバシーポリシーに同意いただいたものとみなされます。
同意して閉じる