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【速報】和歌山で大規模地震想定の緊急消防援助隊訓練 オスプレイも参加

掲載:2014年10月18日

リスクマネジメント速報

         
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10月18日から19日にかけて、南海トラフを震源とする3連動大規模地震が発生し、甚大な被害が出たとの想定で、緊急消防援助隊の近畿ブロック合同訓練が和歌山県の3市町で実施されました。

緊急消防援助隊は阪神大震災をきっかけに創設されたもので、普段は各地の消防署員ですが、被災地の消防力のみでは対応困難な大規模・特殊な災害が発生した際、発災地や消防庁長官の要請により出動する各分野のスペシャリストです。近畿2府4県と福井・三重・徳島の3県では、参加機関の連携強化のため、毎年持ち回りで訓練を実施しています。

今回の訓練は南海トラフを震源とする巨大地震により、和歌山県南部で大きな被害が出たと想定し、和歌山県から消防庁を通じて出動要請を受け、500人近い隊員が2府7県(大阪・京都・和歌山・奈良・滋賀・兵庫・三重・福井・徳島)から駆けつけ、計67消防本部の計482人、車両123台で、救助・救急・指揮・後方支援などで本番さながらの訓練をしました。

18日の訓練は田辺市の運動場で、地震で倒壊したビルからの負傷者救出訓練を行い、19日は県・田辺市・白浜町・串本町の各自治体ほか、消防庁・海上保安庁・防衛省・陸海空自衛隊上・航県内消防本部・県トラック協会・県薬剤師協会など118機関が参加して、津波災害対応訓練を共同で行いました。自治体主催の防災訓練では初めて在日米軍の新型輸送機オスプレイ2機が参加し、全体では航空機が23機、艦船は海上自衛隊の護衛艦など8隻が参加しました。

19日の訓練は、白浜町の旧南紀白浜空港に陸上自衛隊の大型輸送ヘリが八尾から飛来するところから開始し、DMATの医師や看護師、救援物資等を各医療救護所等に搬送しました。オスプレイ2機は山口県岩国基地から現南紀白浜空港に到着。消防車庫に設営されたSCU(広域搬送拠点臨時医療施設)に物資を下ろし、医療機器の取り扱いを説明した後、DMAT和歌山隊と薬剤師ら、飲料水等物資を医療救護所等へ搬送しました。

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