港湾における感染症BCP策定ガイドライン(ver1.0)を公表 国交省
掲載:2021年05月11日
リスクマネジメント速報
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国土交通省は4月8日、感染症に対応したBCP策定ガイドラインを公表しました。2020年10月に設置した「港湾における感染症BCP検討委員会」での議論を踏まえて取りまとめられました。全国の重要港湾125港においては、BCP策定を進めているものの、これまで感染症への具体的な対応については明確になっていませんでした。
公表されたガイドラインは、「港湾の事業継続計画策定ガイドライン【感染症編】~港湾における感染症BCPガイドライン~ver1.0」です。港湾管理者向けに作成されました。感染症BCPの策定を促すとともに、港湾物流を阻害する事態の発生を防止し、感染症の影響を最小化することなどが狙いです。
ガイドラインでは、感染症の各流行段階において想定されるリスクを特定し、そのリスクに対処するための対策の在り方について、指針を示しています。さらに、感染症BCPに基づく行動の円滑化を図るため、常時の連絡体制の在り方や訓練の必要性についても触れられています。
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