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グリーン社会の実現を目指し、重点プロジェクトを取りまとめた「国土交通グリーンチャレンジ」を公表 国交省

掲載:2021年07月20日

リスクマネジメント速報

         
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国土交通省は7月6日、2050年カーボンニュートラルの実現や気候危機への対応など、グリーン社会の実現に向けて戦略的に取り組む重点プロジェクトを「国土交通グリーンチャレンジ」として取りまとめ、公表しました。2030年度までに実施します。

具体的には、6つの重点プロジェクトを挙げています。分野横断的に官民が連携して取り組むとしています。
1)省エネ・再エネ拡大等につながるスマートで強靱なくらしとまちづくり
2)グリーンインフラを活用した自然共生地域づくり
3)自動車の電動化に対応した交通・物流・インフラシステムの構築
4)デジタルとグリーンによる持続可能な交通・物流サービスの展開
5)港湾・海事分野におけるカーボンニュートラルの実現、グリーン化の推進
6)インフラのライフサイクル全体でのカーボンニュートラル、循環型社会の実現

例えば、気候変動による水災害リスクの増大に備えるため、流域に関わるあらゆる関係者により流域全体で行うハード・ソフト一体の「流域治水」において、雨水貯留・浸透機能を有する「グリーンインフラ」の活用を推進するとしています。グリーンインフラとは、自然の持つ多様な機能をインフラ整備に活用する概念で、環境保全や防災・減災という側面があります。

国土交通省によると、日本の二酸化炭素排出量の約5割は運輸部門と民生(家庭・業務等)部門で占められています。これら部門の脱炭素化に向けた地球温暖化緩和策と気候変動適応策に戦略的に取り組むため、「国土交通グリーンチャレンジ」は取りまとめられました。

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