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8月の大雨による農林水産関係の被害額が約548.3億円に(9月1日時点) 農水省

掲載:2021年09月03日

リスクマネジメント速報

         
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農林水産省は9月1日、8月11日からの大雨による農林水産関係の被害額が548.3億円になったと公表しました。39道府県から報告があった一方、調査中とする地域もあるため、被害額は増加する見込みとしています。また、「防災重点ため池」やダムについても被害状況を公表しました。

8月11日からの大雨では、日本列島の広い範囲で農作物などに被害が出ました。9月1日時点では、農業用ハウスなどを含めた農作物などの被害額が73.6億円、農地・農業用施設関係の被害額が240億円となりました。これらに林野関係(231.5億円)と水産関係(3.2億円)を合わせると、被害額は合計548.3億円に拡大しました。

農業用水を確保する目的などで造られたため池ですが、地震や豪雨により決壊し被害が出るケースがあります。特に、避難対策や補強などの優先的な整備を求められているため池は「防災重点ため池」として指定されています。8月の大雨で安全点検の対象となった防災重点ため池2,182ヶ所のうち、広島県、福岡県、佐賀県にある26ヶ所が「異常あり」と判定されました。また、他の地域の防災重点ため池31ヶ所でも損傷が確認されました。

農林水産省が所管するダムの被害はありませんでした。なお、農業用ダム7ヶ所では、降雨に備えて事前放流が実施されました。

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