コンサルタントコラム

封印されていた30年前の記憶

2018年02月07日

シニアコンサルタント

辻井 伸夫

シニアコンサルタント 辻井 伸夫

こんにちは、辻井です。

今年のお正月は家で過ごす時間が多く、NHK BS1で
放映された映画を録画して、時間があるときに観ていました。

その中に、約30年ぶりに観ることになった映画がありました。
今の時代、DVDやBlu-rayを買ったり借りたり、
あるいはオンデマンドのサービスで、
過去の映画を簡単に観ることができることは知っています。

でも、最初に観た時の記憶を大事にしたいので、
改めて見直すことをしないようにしている映画が幾つかあります。

その映画は、見直すことを避けていた映画のうちの1つでした。

でも、BSで放映されることを知ってしまったら、
これも何かの運命かということで、録画して観ることにしました。

そして、30年ぶりに観て、当時の記憶を大事にしたいと言いながら、
自分の記憶の曖昧さに驚いています。

1つ目の驚きは、その映画を観に行った映画館の名前が、
思い浮かばなかったことです。

その映画が日本で公開されたのは、たぶん1980年代の後半、
当時、お金があまりないので、映画を観に行くのはもっぱら
都内のあちらこちらにあった名画座といわれる映画館でした。

ただ、その映画は封切り直後に銀座の映画館に観に行ったはずです。
銀座までは浮かんでも、その先の名前を忘れていました。

2つ目の驚きは、映画の前半と終盤のストーリーと映像は
記憶に残っていたのですが、中盤、主人公の青年期の
ストーリーや映像、役者の顔すら忘れていたことです。

たしかに、主人公の少年期の子役の演技のうまさや、
火事で映画技師役がケガをする話、そして何よりも
ラストシーンは印象深いのですが、
青年期の恋愛や、主人公がシチリア島から出ていくときの話を
すっかり忘れていました。

そして、3番目の驚きは、映画を一人で観に行っていた
つもりだったのですが、「そうじゃなかった」と思い出したことです。

ラストシーンで、主人公が亡くなった映画技師が
残したフィルムを観ているとき、いきなり、記憶が蘇り、
「そうだ! 映画館では隣に○○がいた!と思い出しました。
そう、○○に入るのはその当時、付き合っていた人で、
今の奥さんではありません。

さて、ここまで読んでいただいた方は、その映画の作品名がわかりましたか?

そう、「ニュー・シネマ・パラダイス」です。
30年ぶりに観て、あのラストシーンでは涙が出てしまいました。

同じように30年ほど見ていない映画に、
「ミツバチのささやき」という作品があります。

ぜひ、BSで放映してほしいと思っています。
なぜなら、この映画も○○と観に行った映画だから・・・。