危機管理・レジリエンスサービス

危機管理・レジリエンスとは

危機管理・レジリエンスとは、企業がさまざまなインシデントや災害や危機的状況に直面した際に、適切な対応を迅速に行い、被害を最小限に食い止め、事業を継続するための能力を指します。
環境変化のスピードが早く、先を見通すことが難しいと言われるVUCA時代においては、企業として事前にリスクを想定し備えておく、ということが非常に困難になってきています。新型コロナウィルスの世界的な蔓延や、ロシアによるウクライナへの侵攻はその最たるものです。

また、さらに危機管理・レジリエンスの重要性を高めているのがデジタルサービスの浸透です。
ChatGPT等に代表されるような新サービスが全世界に広がるスピードもかつてないほど速く、法規制やガイドラインなどが追い付かない事態が現代では発生します。リスクを想定し備えておくことは重要ですが、この現代社会では何がリスクとして健在化するか予測するのは非常に困難になる一方です。

そこで求められるのが、想定外が起きても対応できる姿勢・体質を企業として身に付けておくレジリエンス能力です。

【図1:リスクマネジメントと危機管理・レジリエンスの関係】

想定しうる災害や企業不祥事等の危機はもちろん、想定し得ない事象が発生しても迅速にしなやかに対応できる力が現代の企業経営においては欠かすことのできないものとなっています。

この現代の経営に必要な要素を養うのがニュートン・コンサルティングの危機管理・レジリエンスサービスです。

サービスの特長

ニュートン・コンサルティングの危機管理・レジリエンスサービスには、以下のような特長があります。

1. リスクマネジメントやBCP、サイバー攻撃対応等との連携・連動
リスクマネジメントと危機対応・レジリエンス・BCP等の対応は表裏一体で対応すべきものです。
また、本来の危機対応は発生した事象ごとに体制等が変わるのではなく、経営へのインパクトに応じて、経営を中心とするコアメンバーが率先する形で対応すべきものです。
ニュートン・コンサルティングの危機管理・レジリエンスサービスは、この考え方を凝縮した「ニュートン・コンサルティング危機対応・BCPフレームワーク」のもと、リスクマネジメント活動に始まり、災害・企業不祥事・サイバー攻撃・内部不正等の対応まで、連携・連動する形で支援することが可能です。

【図2:ニュートン・コンサルティング危機対応・BCPフレームワーク】

2. 型と企業風土に沿う改善・強化
危機対応の本質は、部署ごとの対応ではなく、全社的な対応です。各部署の業務内容が専門的になればなるほど、危機対応には意思決定・判断を行う経営陣と、正確かつ専門的な情報提供を行う業務部門の連携を行う適切な体制が欠かせません。
縦横無尽にコミュニケーションパスが走る組織ほど、危機対応に向いている組織であり、企業のサイロ化を打破することが重要となります。ニュートン・コンサルティングの危機対応・BCPフレームワークのなかでも特に重要視しているのが企業風土です。企業風土を見据えて推進しないと、機能しない危機管理・レジリエンスに陥り、数年後に再度ゼロから再構築といった事態になりかねません。
ニュートン・コンサルティングはこの企業風土を見極めるために経営トップへのインタビュー等も駆使し、企業風土を把握したうえで、企業の型にあった危機管理・レジリエンスの強化を推進していきます。

【図3:危機管理・レジリエンスの型】

3. グローバルスタンダードによる支援
世のなかには危機対応に関する各種ガイドラインやフレームワークが存在します。これらは、危機対応の知見を凝縮したものであり、危機対応体制を構築するうえでとても有効なツールです。 例えば、「指揮・調整」、「活動情報」、「連携・協力」の3つのプロセスを柱にした危機対応のあり方を規定したISO22320や、緊急事態が発生した場合の異なる部門や組織が効率的かつ協調的に行動するためのフレームワーク であるICS(Incident Command System)等が存在します。
これらの知見を有したコンサルタントが、レジリエンス能力強化の支援を行います。
4. 実効性の追求
高い実効性を導くには、当事者が責任をもって活動することです。当事者が考える時間を持てば持つほど実効性はあがります。ニュートン・コンサルティングは当事者とトップインタビューやワークショップ等を駆使した最低限の時間で最大の効果を発揮する手法で協働・共創します。

サービス一覧

お客様のレジリエンス強化をサポートするために、危機対応構築サービス、危機対応訓練、経済安保・地政学シミュレーション演習など、多彩なサービスを提供しています。
実効性の高いレジリエンスを実現するには、リスクマネジメントやコンプライアンス、BCPやサイバーセキュリティ等、さまざまな対応と連携・連動する必要があり、ニュートン・コンサルティングは、お客様のニーズに沿った柔軟な提案が可能です。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

      

 

グローバル危機管理・BCPサービス
対象企業 海外に拠点があり、グローバルに事業を展開しているお客様
サービス概要 日英バイリンガルコンサルタントによる現実的且つ有効的な危機管理計画およびBCPの策定を国内外で支援します。
危機対応構築支援サービス
対象企業 危機対応の整備ができていない、または不十分なお客様
サービス概要 災害や事故の種類を問わず、(想定外の事象も含めた)あらゆる”危機”に対応するための組織としての基本的な体制整備(危機対応計画の策定・導入)を行う支援サービスです。危機対応のあり方は、防災対策同様、組織がまずもって最初に確立しておくべき必要最低限のものです。
金融オペレーショナル・レジリエンス構築支援サービス
対象企業 ・オペレーショナル・レジリエンス確保を必要とするお客様
・BCPの策定や運用に取り組んでいるが、より包括的なリスクマネジメントを必要とするお客様
・自社のリスクマネジメント体制が、昨今の状況に即しているか判断してほしいお客様
サービス概要 オペレーショナル・レジリエンス確保のために、適切な対応を支援するコンサルティングサービスです。具体的にはリスク評価やリスク管理の支援、事業継続計画の策定や改善、サプライチェーン管理の強化、ICTセキュリティ対策の実施、人的リソースの育成などお客様のニーズに合わせた支援を行います。
新型コロナウイルス(新興感染症)対策支援サービス
対象企業 全てのお客様
サービス概要 対策本部課題抽出ワークショップを実施し、対応事項一覧等を作成いたします。
テロ対応支援サービス
対象企業 テロの想定有無を問わず、危機対応計画や事業継続計画をお持ちのお客様
サービス概要 自社の現行の危機対応計画や事業継続計画がテロに対してどの程度の対応力を持っているか評価すると共に、職員・社員の皆様のテロに対する対応力の向上を目指した訓練の企画・実施を支援致します。
危機対応訓練サービス
対象企業 危機対応マニュアルはあるが、効果的な訓練の運営がわからないお客様
サービス概要 企業が遭遇する可能性のあるさまざまな危機(経済危機、製品事故、品質データ改ざん、個人データ漏えい、著作権違反・特許侵害、粉飾決算、仮想通貨盗難、役員不祥事など)に対して、効果的・効率的な訓練運営ができるよう支援します。
経済安全保障・地政学リスクシミュレーションサービス
対象企業 経済安全保障法案の対象または地政学による影響が懸念されるお客様
サービス概要 経済安全保障または地政学に特化したシミュレーションデータに基づき、発生が予測される環境、状況に対し、具体的にどのような対応を行うかを検証、課題を抽出して行動計画等の整備・改善につなげます。
危機管理広報訓練サービス
対象企業 対策本部訓練は実施しているが危機管理広報が連動していない、記者会見訓練がマンネリ化している、メディア対応マニュアルがない、またはメディア対応経験が少ないお客様
サービス概要 危機管理広報訓練サービスでは、組織全体で危機管理広報の重要性を理解し、対応力の強化に取り組みます。経営、現場、広報が危機管理広報において、どのような姿を目指すのか、膝詰めで議論を交わした上でトレーニングを行い、実践力を鍛えます。

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