リスク管理Navi
リスク管理Naviは、リスクマネジメント(Risk Management)に関しての情報サイトです。
経済危機、製品事故、品質データ改ざん、個人データ漏えい、著作権違反・特許侵害、粉飾決算、仮想通貨盗難、役員不祥事...事業はおろか、企業存続そのものを脅かすようなニュースは枚挙に暇がありません。企業はリスクマネジメント活動を通じてその予防に全力を尽くしますが、物事に「絶対」は存在しません。つまり、メディアでとりあげられる企業の大惨事は決して対岸の火事ではないのです。万が一にも企業存続を脅かすリスクが顕在化したとき、それは「危機」となり企業に待ったなしで襲いかかってきます。
企業に当然に求められること。それは予防力のみならず、不幸にも「危機」が襲いかかってきたときの組織としての危機対応力を身に付けておくことです。ただし、経営をとりまく環境は日々変化し、これに比例するかのように「危機」も刻一刻と変化をしています。つまり、組織の危機対応力は「危機対応マニュアル」のような文書を1回作れば終わりというものではありません。訓練も1回すれば終わりというものではありません。
では改めてこれからの企業に求められるリスクマネジメントとは何であるのか。それは、様々な種類の「危機」に対して、頻繁に、カジュアルに訓練をこなしていけるようにすることです。訓練は必ずしも重いものである必要はありません。いろいろな事態を想定して、普段の業務の延長的感覚で訓練をこなす…それがこれからの環境変化を乗りこなし成長していく企業のあるべき姿だとニュートンは考えます。
「危機対応訓練サービス」では、企業が遭遇する可能性のある「さまざまな危機」に対して、企業が効果的・効率的な訓練運営をできるようにするための支援サービスです。
次のような悩みを抱えていらっしゃる企業が対象です。
※1 お求めの訓練が特殊な危機シナリオの場合(例:規制当局による強制捜査訓練など)は、その分野の専門家と連携してサービス提供をご相談させていただく場合がございます
※2 ISO22320 社会セキュリティ ― 危機管理 ― 危機対応に関する要求事項
※3 ISO22316 セキュリティとレジリエンス ― 組織レジリエンス ― 原則と属性
ニュートンには、これまでにありとあらゆる業界・業種・規模(官公庁含む)のお客様を支援する中で培ってきたノウハウ(ファシリテーション、シナリオ作成、他社事例など)があります。以下でその一部をご紹介します。
危機対応訓練の大原則は、トップのコミットメント、すなわち訓練の準備段階から訓練当日にかけたトップの関与です。ニュートンでは、トップの想いを汲み取るため、訓練準備開始当初にトップインタビューを実施します。また訓練当日にトップの方が参画いただける、あるいは参加したくなるような工夫を施します。
非日常的なシナリオを検証することが大切ですが、非現実的な「あり得ない」シナリオにしない配慮も必要です。ニュートンでは、そのために他社事例やお客様の環境を考慮したシナリオ設定を行います。
正解はありませんが、危機発生時に自社がどう動くことになっていたのか、又は他社だとどう動くのか、は誰もが知りたいところです。ニュートンでは、一方的に参加者に考えさせるだけで終わりにせず、検討内容の参考になる知見提供を適切なタイミングで行います。
事例1 | 大手メーカー |
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相談内容 | 企業価値が順調に上がり続けているが、競合が多く技術革新も速い世界のため、いつ今の地位から転落するかわからない。だが、現場はおろか役員の間にも危機意識が薄い。意識醸成をはかるとともに、実際にとんでもない事態が起きたときの対応力を身に付けておきたい。 |
実施内容 | 第二のリーマン・ショック(経済危機)が起きる危機シナリオを用意。役員クラス全員を集め、実際に当該危機が発生した際にどのようなインパクトが自社に起きるのか、どのような対応になるのか、どのような課題がでてくるのか…を徹底的に検証する訓練を行った。 |
事例2 | ITサービス |
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相談内容 | 数年前に危機対応マニュアルを整備したものの、訓練ができていない。昨今、話題にのぼるような企業不祥事などが仮に自社で起きた場合にどのような対応ができるのか、どのような点に課題があるのか危機対応訓練を通じて検証したい。 |
実施内容 | 複数の危機シナリオ(インサイダー取引発覚、個人データ漏洩発覚など)を用意し、役員クラスを集め数時間の危機対応訓練を2回実施。1回目は参加者の事前準備なしに実施し、そのときの素の対応力と課題を可視化。2回目は1回目の課題手当が終わった数カ月後に、類似かつより細かい危機シナリオを用意しこれに対する訓練を実施した。 |
事例3 | 製薬業 |
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相談内容 | 製品の品質不良により回収しなければいけない事態(リコールなど)が発生した際の対応訓練をしたい。 |
実施内容 | 製品不良が出た際の危機シナリオについて、現場関係者へのヒアリングを通じて詳細かつリアルな危機シナリオを作成。想定される風評被害などもリアルな事例を用意し、訓練を実施した。 |
概要 | 企業が遭遇する可能性のある「さまざまな危機」に対して、企業が効果的・効率的な訓練運営をできるようにするための支援サービスです。 |
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期間 | 2~3ヶ月 ※対象者数や用意する危機シナリオによって異なります |
価格 | 応相談 |