コンサルタントコラム

南の島の出来事

2012年08月29日

こんにちは。

今回は私が未熟だった頃、
わが身に降りかかった出来事についてお話したいと思います。

私は友人達とある亜熱帯の島に旅行に行きました。
その島には入江状の小さなビーチがあり、
波は穏やかでそれほど距離も無いように見えました。

私の中でひとつの考えが浮かびました。
「あの程度の距離なら、わりと簡単に泳いで横断できるのではないか」。

そう思うと、すぐに試してみたくなり、
深く考えもせずに
その入り江を泳いで横断すると友人達に宣言しました。

自分の体力には自信がありましたので、
友人達は歩きで、私は泳いで、
それぞれ対岸まで行き、
そこで落ち合うことにしました。

たどり着くのは大体同じ位の時間だろうと予想し、
私は泳ぐためには邪魔だと考え、
サンダルや帽子、財布等の自分の持ち物を
全部友人達に預け、早速泳ぎ始めました。

しかし実際に泳ぎ出してみると
浜辺から見た様子とは違って、
対岸までの距離が思ったより遠いことに気づきました。

自分ではある程度泳いだと思って、
周囲の様子を確認してみると、
対岸までの距離は少しも短くなっていないように
感じられます。

私は少し焦ってきました。
そしてこのまま泳ぎ続けても
対岸までたどり着くのは
無理なのではないかと思いはじめました。

そして、
今ここで、行くか戻るかの判断しなければ
途中で溺れてしまうかもしれないという思いが
だんだんと大きくなり、
結局私はこのまま引き返すことにしました。

しばらく泳いで、元の場所に戻ることはできましたが、
友人達はすでに対岸に向かって移動した後で
そこには誰もいませんでした。
私は見知らぬビーチに海パン一丁で
1人取り残されたことに気づきました。

すぐに待ち合せた対岸まで行ってみましたが
友人達の姿はありませんでした。
後から聞いた話では、
友人達も私がなかなか来ないため心配になり、
その場を離れて、私を探していたのだそうです。
私達は見事に行き違ってしまったのでした。

友人達を探し回っている間も、
太陽は容赦なく私の肌を焼き、
日焼けはその深刻さを増してきました。

体力もだんだんとなくなってきていたため、
私は歩き回るのをやめて、
夕方になったらまた探し始めることにしました。

不安な時間を過ごした後、
私はなんとか友人達を落ち合うことができましたが、
その夜は日焼けによる全身の痛みと
その後の猛烈なかゆみで
ほとんど眠ることができませんでした。

これは私の無鉄砲な行動が招いた結果でした。
自分の能力(この時は泳力と体力)を過信し、
よく考えもせずに根拠のない予想だけで
短絡的に行動してしまいました。

さらには
対岸までたどり着けないということを想定しなかったため、
突発的になにか起こった場合の対応について
友人達と事前に話し合っておく必要があるということに
気づきもしませんでした。

予定はあくまでも予定であり、
その後に変更を余儀なくされる場合があります。
万一変更された場合にはどうするのかというところまで
ある程度、対応を考えておかなければならない。

そうでなければ最悪の場合、
生命の危険にかかわるような事態さえ
起きかねないということを肝に銘じる経験となりました。

この経験をしてからは、
私はいくつかの結果を想定して
複数の準備をするようになりました。
もう二度とやけどのような日焼けはしたくありませんので。