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書籍紹介

リスクマネジメントがよく分かる本

2013年03月26日

経営者から初心者まで


本書は、リスクマネジメントを規格ガイドラインの考え方や過去の事例を用い、体系的にまとめた書籍です。

具体的にはリスクの定義からはじまり、リスクマネジメントと危機管理の関係性、経営者として知っておくべき制度や財務面のリスクなど丁寧に解説しています。東日本大震災以降、リスクマネジメント(および危機管理)の構築は急務ですが、リスクマネジメントを構築・見直したい経営者や、リスクマネジメントを推進する実務担当者はもちろん、これからリスクマネジメントについて学びたい方にも、非常にわかりやすい構成となっています。

例えば、リスクマネジメントの実務に携わっている方で自社のリスクの洗い出しに悩んでいる方は第3章「日常のリスクマネジメント」が参考になるでしょう。経営者であれば第6章の「コーポレートガバナンスとリスクマネジメント」で経営するうえで知っておくべき制度を確認しておくべきます。初心者の方は、第1章でリスクマネジメントや危機管理についての考え方の概要を掴み、第2章でリスクマネジメントの全体像を把握することが可能です。

このように、幅広い読者層に対応できる実践的な一冊です。

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国内・国際の規格と豊富な実例を反映

改めて本書の特徴をさらに詳細に話すと、以下のような点が挙げられます。

◆ リスクマネジメントの在り方を提示

本書は国内外で認知されている規格ガイドラインの観点からリスクマネジメントを丁寧に説明したうえで、リスクマネジメントの在り方を示しています。
-JISQ2001「リスクマネジメントシステム構築のための指針」に準拠した体系的なリスクマネジメントシステムやISO31000のリスクの定義に関して解説し、リスクとはなにかという疑問に対し、初心者でもわかる回答をしている。
-危機管理にまつわる用語や概念を数多く説明している。

◆ リスクマネジメントの推進方法が分かる

リスクマネジメントの推進方法について、最初に取組む社内のリスクの洗出しの方法から全社的なリスクマネジメントサイクルの構築 に至るまでを段階別に分かりやすく紹介しています。

◆ 過去の教訓の反映

-東日本大震災やその他の事例に学んで、改めて危機管理にどう備えるのかという考え方を示している。その他にも阪神・淡路大震災/タイレノール事件/先進的企業の実際の取組例/を交え、企業が取り組むべき一般的な優先順位の高いリスクの例が挙げられています。

◆ 豊富な実例

-現場目線で、様々な実例が紹介されている。例えば、リスクマネジメントを推進する組織例や危機管理チームを構成する際の留意点として、カリフォルニア州の災害対策時の組織例、広報危機管理におけるプロジェクトチーム組織図を紹介するなど。
-また、実務において使用する情報セキュリティ管理点検リストの一例/リスクマネジメント担当者の教育訓練カリキュラム/リスク管理規定の例/有事行動計画時系列一覧表/危機管理マニュアル体系図など、豊富なツール・図表 も多く挙げられている。

◆ 章立てと各章の特徴

第1章. 荒波を乗り越えるにはリスクマネジメントが不可欠
     -リスクマネジメントの必要性
第2章. リスクマネジメントの実務
     -経営上、リスクマネジメントがどのように実施されるべきか理想像の概要
第3章. 日常のリスクマネジメント
     -リスクの洗出しについての手法
第4章. リスクマネジメントシステムの各要素
     -リスクマネジメントに関する規格JISQ2001の要素
第5章. 危機管理の実務
     -突発的な事件・事故に遭遇した場合の危機管理の方法
第6章. コーポレートガバナンスとリスクマネジメント
     -経営としてリスクマネジメントを考える基本的事項

BCPとリスクマネジメントの関係

BCPについても、リスクマネジメントの中で高い必要性があると触れられています。危機管理においては、如何に起こった損失を最小化するかということと、危機に適切に対応するかが求められています。特にBCPは経営資源に重要な被害が及んだところから検討を開始していくところに特徴があると、危機管理の実務の中で紹介されています。

本書では、BCPを策定する上で、具体的且つ重要な対策ポイントが挙げられているとともに、マネジメントシステム、組織運営、被害想定、事業継続計画の概要、事業継続手順、人材の育成といった観点から現在の事業継続レベルをはかることが出来るチェックリストも用意されています。

豊富な事例や実践的な方法を紹介

自社のリスク特定、リスクの洗出し、リスクに強い組織作り、ガイドライン・マニュアル作成、教育訓練、株主に対する情報公開、危機管理時の広報対応、マネジメントサイクルにおける改善実施の方向性等、リスクマネジメントに取り組む際に挙げられる以上のような課題に対しても、本書を参考に取り組むことが出来るでしょう。

(文責:與儀 陽介

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