農林水産省 様
組織のリスクマネジメント力を向上させる
管理職向けの集中講義
農林水産省様において、リスクマネジメント研修を実施いたしました。
この度のサービスのご利用に際し研修内容をまとめました。
リスクマネジメント力を本気で向上させたい組織のために
当該研修は、次のような事態に陥っている、または陥ることを懸念している組織を対象としたものです。
- リスクマネジメント活動に意義を感じず、やらされ感のある「作業」になっている
- リスクに関する情報を全職員に共有できていない
- 洗い出したリスクが多すぎて、対応まで十分に手が回っていない
農林水産省様におかれましても「リスクマネジメントを長年運用してきたものの、油断するとすぐに形骸化してしまいそうで常に不安が拭えない」「自ら襟を正す立場にあり、しっかりと昨今のトレンドを把握して、良いところを積極的に取り込んでいきたい」といった考えから、当該研修をご利用いただきました。
管理職向けのリスクマネジメント集中講義
農林水産省様にて、弊社プリンシパル・コンサルタントの勝俣が、管理職の方々に対して「真に役立つリスクマネジメントに変えるには」というテーマで1時間半の研修を行いました。
ほぼすべての部局の管理職の皆様、約80名にご参加いただきました。参加された部局は省の「舵取り役」の大臣官房から、実動部隊である消費・安全局や経営局などの部局、さらにリスクマネジメント事務局となる検査・監察部まで多岐にわたります。
研修では下記に示すようなリスクマネジメントの基本から、具体的事例にいたるまで幅広い内容を取り上げました。
- リスクマネジメント/全社的リスクマネジメント(ERM)とは
- なぜリスクマネジメントを行っている企業が大事故・不祥事を起こすのか
- なぜリスクマネジメント活動は形骸化する傾向にあるのか
- どうしたら形骸化を防ぐことができるのか
- 「リスクマネジメント活動が活発な組織に共通する5大要素」
- 「ニュートン・ERM・フレームワーク」
- 「対面で、コミュニケーションを交えたリスクアセスメント」
- 「プロジェクトを実施する際に、リスクアセスメント」
- 「インシデントケーススタディ作成」
- 「全社カレンダーとのRM活動の連動」
- 具体的な成功事例はなにか
本研修の最大の特徴は、「わかりやすさ」と「具体的な事例」です。「わかりやすさ」という観点では、図解や平易な言葉を使い講師が丁寧に説明します。また、「具体的な事例」という観点では、講演者は日々コンサルティングを行っている者ですので、現場で得た経験談を内容に照らし合わせながら具体的な失敗談・成功談を説明します。
参加された管理職の皆様はご熱心にノートをとられ、また研修の最後の質疑応答でも積極的に質問をしていただきました。
お客様からの声は?
- 内容の濃いご講演をいただき大変感謝しております。出席者からは、リスクマネジメントの心構えについてよく理解できた等の感想を多数いただいているところです
- 弊省においては、リスクマネジメントにおけるコミュニケーションの取り方が課題となっているため、ご講演に盛り込んでいただきたい旨伝えたところ、それが反映されたご講演をしていただきました
プロジェクトメンバー
ニュートン・コンサルティング |
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取締役副社長 兼 プリンシパルコンサルタント 勝俣 良介 |
アソシエイトシニアコンサルタント 備酒 求 |
担当の声
取締役副社長 兼 プリンシパルコンサルタント 勝俣 良介
トップのリーダーシップこそがリスクマネジメントの要
ここですべてを申し上げることはできませんが、その1つは間違いなく組織のトップのリーダーシップがあるかないかです。ここで組織のトップとは、組織全体のトップのみならず、各階層のトップのことを指します。今日やっても明日、いや、明日どころか1年経っても2年経ってもその効果が出るかわからない活動に対して、「やるべきだ、やろう!」と率先垂範できるのはリーダーにほかなりません。
今回、農林水産省様は、ほぼすべての部局の管理職を巻き込み、リーダーシップの発揮が期待される方々に対して、リスクマネジメント研修を実施されました。たった1回の研修ですべてが変わるわけではありませんが、こうした取り組みは間違いなく将来の役に立つものと信じています。