近年、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。
2010年代は、東日本大震災をはじめとする大規模地震や風水害といった自然災害が注目されていましたが、2020年代になると、新型コロナ発生に加えて、サイバー攻撃やシステム障害、戦争や紛争などの地政学リスクも発現。企業にとって、考えるべきことが多様化し、複雑になる一方です。
さらに企業の在り方についても転換点が訪れています。政府が主導となり働き方改革が進められ、関連法が2019年から順次施行されています。企業は業務環境や労働時間の見直し、ライフステージを考慮した福利厚生の充実などを進めることとなりました。新型コロナウイルスの感染拡大により、リモートワークやオンラインツールの活用が進み、2010年代とは大きく働き方が変化しています。
そんな中、2024年元日に令和6年能登半島地震が発生し、企業にとって、機能するBCPとは何かを改めて見直す機会となりました。
本小冊子では、働き方改革、能登半島地震を踏まえて、危機がいつ起きても対応できるように、貴社のBCPを総点検するための7つの点検項目について解説します。
小冊子の目次
- はじめに
- 今すぐ始める7つの点検項目
- 対策本部の在り方はアップデートされていますか?
- BCPの策定対象に抜け漏れがありませんか?
- 復旧優先度は明確ですか?
- オールハザードBCPで整備していますか?
- 訓練をやり続けていますか?
- 各拠点・部門がBCPを自走化していますか?
- 中長期の目標に向かってBCPの活動を推進していますか?
- おわりに