ERM研修
ERM上級コース対面講座:ERM上級研修(COSO-ERM)
対面講座

本対面講座は、「ERM上級コース」のe-learning講座と併せて受講いただくことでより学習効果が最大化するように設計しています。是非e-learningの受講もご検討ください。

e-learning講座のご紹介および対面講座との違いにつきましては、本ページ下部に記載しております。

「COSO-ERM:2017」を短期間で効果的・効率的に学習したい方向けの講座です。
なお、COSO-ERMとは、リスクマネジメントや全社的リスクマネジメント(ERM)を整備・運用するにあたって、活動の効果を最大化させるためにおさえることが望ましいベストプラクティスを示した国際的なガイドラインのことです。

COSO-ERMは、事例も豊富で体系的によくまとめられていますが、ボリュームが多く、全体像をつかみつつ中身を正しく理解することは非常にハードルが高いと言えます。
書籍なども出ており、自力で学習することもできますが、理解には相当な時間がかかります。また、具体的な事例に乏しく、理解の助けになるかというと厳しいと言わざるを得ません。そうした悩みを解決するために、リスクマネジメントや全社的リスクマネジメント(ERM)の理論と実践、ガイドラインのフレームワークに精通したプロフェッショナルが講師になって、わかりやすく解説しているのが本講座です。

本講座最大の特徴は、わかりやすさを徹底的に追求していることです。そのためにガイドラインを意識させずにガイドラインを理解していただけるような設計にしております。身近な事柄に例えることはもちろん、ビジネスシーンでの具体例をご紹介したり、イラストを活用して解説しています。また、ガイドライン軸で解説するのではなく、「実際の場面ではどのようなリスクマネジメント実務を行うのか。そのどの部分がガイドラインに当てはまる活動やポイントなのか」といった実務軸での解説を心がけております。つまり、「研修の中でわざわざガイドラインを読んだわけではないのに、気がついたらガイドラインの本質を理解できていた」ということを狙いとしております。

ERM研修マップ

受講ポイント

  • COSO-ERMの読み方を学習できる
  • COSO-ERMの用法(どの部分を実務に活かせるか等)を学習できる
  • COSO-ERMのエッセンスを学習できる
  • COSO-ERMの特徴や他のガイドラインとの違いが学べる

受講前に受講者が持つよくある悩みや疑問、ニーズ

  • COSO-ERMの読み方が全くわからない
  • 自組織にCOSO-ERMを活用した方がいいのかわからない
  • 部門関係者にリスクマネジメントに関する活動の依頼をすることができない
  • 経営に「我が社のリスクマネジメントは十分か?」と聞かれた時に、きちんと答えられる自信がない
  • COSO-ERMを実務と紐づけて正しく理解したい
  • 自組織におけるERMのあるべき姿を描いたり、課題を見つけたりするためのヒントを得たい
  • 自組織におけるERMの有効性監査をするためのヒントを得たい
  • ISO31000との違いを知りたい

※注意事項)本コースではCOSO-ERMの原本はお渡しいたしません。ただし、COSO-ERMの原本をお持ちでなくても大事なポイントについて理解できる進め方をいたします。原本を購入するかどうか迷われている方はこの研修を受けてから判断いただくことをお勧めします

このようなお客様におすすめします

リスクマネジメントの基本的な考え方やプロセスを知っている方で、かつ以下のいずれかに該当する方

  • ERMを体系的に学習したいという方
  • COSO-ERMの考え方を理解したいという方
  • ERMのベストプラクティスを学びたいという方
  • これからERMを全社/事業本部/部門のために、設計・運用していく必要のある方
  • ERMの監査や評価・改善を行う必要のある方
  • ERMの引き出しを増やしたいという方
  • COSO-ERMについて、基本的な知識に加え、ERMの実践においてどのように活用するのかという視点で、事例をベースに学びたいという方
  • 他社のリスクマネジメント担当者との意見交換や講師への質問等のアウトプットを通じて学びを深めたいという方

対面講座プログラム

時間割 テーマ/内容
5分 イントロダクション
20分 COSO-ERMの概論
  • 位置付け
  • ERMのフレームワーク
  • 知っておきたい用語
  • 他ガイドラインとの違い
  • 活用法
10分 ガバナンスとカルチャー(原則1~5)
  • 取締役会によるリスク監視
  • 業務構造の確立
  • コアバリューに対するコミットメントの表明等
20分 戦略及び目標設定(原則6~9)
  • 事例会社概要
  • 事業環境の分析
  • リスク選好の定義
  • 代替戦略の評価
  • 事業目標の設定等
  • リスク選好とリスク許容度
10分 休憩
20分 パフォーマンス(原則10~14)
  • リスクの識別
  • リスクの重大度の評価
  • リスクの優先順位付け
  • リスク対応
  • ポートフォリオ視点
10分 レビュー及び修正(原則18~20)、情報コミュニケーション及び報告(原則15~17)
  • 重大な変化の評価
  • リスクとパフォーマンスのレビュー
  • 情報とテクノロジーの有効活用
  • リスク、カルチャー及びパフォーマンスの報告
5分 まとめ(持ち帰っていただきたいポイント)
20分 質疑応答及びクロージング

※内容は変更されることがあります
※適宜休憩を挟みます

e-learning講座のご紹介・対面講座との違い

「ERM上級コース」のe-learning講座では、本対面講座で扱うCOSO-ERM、ならびに同じくリスクマネジメントのガイドラインであるISO31000についての解説の他、ERMに関する様々な用語やリスクアセスメント技法、個人情報とGDPRについても解説しています。

リスクマネジメントのガイドラインの考え方を導入することは、自社のERMのレベルアップのために重要な要素の一つですが、ガイドライン以外にもより幅広く学び、ERMの多面的な側面を理解したいという方にはe-learning講座を併せて受講いただくことをお勧めしております。

本対面講座の前にe-learning講座を受講いただくことで、COSO-ERMについての基本的な知識が身についた状態で実際の運用を想定した講習に参加することができ、学習効率の最大化を図ることができます。対面講座では講師への質疑の時間があるので、疑問を解消することができます。また、対面講座受講後の復習、知識の定着確認として、e-learning講座のミニテスト、総合テストをご活用いただくことをお勧めします。

受講効果

  • リスクマネジメントに関する一般的な書物を効果的・効率的に読み、理解することができるようになる
  • 従事する業務やプロジェクトにおいてリスクマネメントの要素を取り込んだり、建設的なアイデアを出すことができるようになる
  • 自組織のリスクマネジメントに関する活動を理解することができるようになる
  • リスクマネジメントの実務(業務)の意義とその内容を理解することができるようになる
  • 自組織のリスクマネジメントについて関係者と建設的な議論をすることができるようになる

参加者の声

ERMの全体像の理解が進みました。言葉の定義等もわかりやすかったです。

COSOフレームワークの方が、経営戦略に直結したリスクマネジメントの実践ができそうだなと感じました。

COSO-ERMについて深く知ることが出来ました。事例や具体例を交えることで自社の現状と照らし合わせて考えやすく、とてもよかったです。

対面講座 開催スケジュール

開催日程 開催場所 受付状況
2024年12月10日(火) 13:00~15:00 オンライン開催 受付終了
2025年2月27日(木) 13:00~15:00 オンライン開催
2025年4月24日(木) 13:00~15:00 オンライン開催
2025年6月25日(水) 13:00~15:00 オンライン開催
2025年8月26日(火) 13:00~15:00 オンライン開催
2025年10月23日(木) 13:00~15:00 オンライン開催
2025年12月17日(水) 13:00~15:00 オンライン開催

開催要項

受講料 3万円(税別)/人
定員 20人(最小催行人数:3人)
その他
  • 複数名でご参加の場合は一括でのお申し込みも可能です。その際は備考欄にすべての参加者のお名前・メールアドレスをご記入ください。
  • 開催可否の決定は開催日の約2週間前となります。
  • その他ご不明点やキャンセル規定については、FAQをご確認ください。

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