全社的リスクマネジメント(ERM)の基礎を習得済みの方向けの、より発展的・多面的な内容を学べる講座です。主に組織においてリスクマネジメント事務局業務を担当されている方で、社内ERMの仕組み作りに携わっている方に受講をお勧めしております。
※e-learningの「ERM中級編」または対面講座の「リスクマネジメント中級研修(ERM基礎)」を修了しているか、同等の知識をお持ちであることを前提としています。判断がつきかねる場合には遠慮なくご相談ください。
既にリスクマネジメント業務の経験を積まれている方にとっても、ERMの多面的な側面を理解することや、様々なリスクアセスメント技法について学ぶことは、より複雑なリスク環境に対応し、場面に応じた効果的なリスクマネジメントを実施する上で大変重要です。
本講座ではこれらのフレームワークおよびERMに関する様々な用語、リスクアセスメント技法、関連法令の要点を押さえ、実務レベルで理解できるようわかりやすく解説しています。これらのプログラムを通してリスクマネジメントの本質的な意義をより深く体得し、ERMの戦略的な運用や意思決定に役立てられることが期待できます。
また、リスクマネジメントと関連の深い個人情報と、GDPRをはじめとする個人情報に関する法規制についても触れています。
1本10分程度の動画講座を29本ご用意しています。
各動画講座にミニテストがついていますので、ご自身の理解度を都度確認できるほか、最後の総合テストで最終的な知識定着を図ります。(動画講座は必要に応じて順次改訂・追加・削除されます)
ERM研修マップ
受講ポイント
- ERMの本質や特徴、用途をより深く学べる
- ERMの整備・運用の実例を幅広くべる
- 個人情報保護やGDPRなど、ERM運用においても必須の知識もカバーできる
- ISO31000の読み方、特徴、エッセンスを学べる
- COSO-ERMの読み方、特徴、エッセンスを学べる
受講前に受講者が持つよくある悩みや疑問、ニーズ
- 理解が曖昧になりがちで正しく使いこなせないリスクマネジメントの用語をしっかりと理解しておきたい
- 上場企業におけるリスクの情報開示について正しく法的用件等を理解しておきたい
- リスクの多角的な評価や深層のリスクを理解したいが、方法がわからない
- 状況に合わせたリスクアセスメント手法を用いたいが、どんな方法があるのかわからない
- リスクアセスメント手法について、勘どころや落とし穴がわからない
- ISO31000の読み方、使い方や解釈の仕方がわからない
- COSO-ERMの読み方、使い方や解釈の仕方がわからない
このようなお客様におすすめします
リスクマネジメントの基本的な考え方やプロセスを知っている方で、かつ以下のいずれかに該当する方
- ERMを体系的に学習したいという方
- ERMのベストプラクティスを学びたいという方
- これからERMを全社/事業本部/部門のために、設計・運用していく必要のある方
- ERMの監査や評価・改善を行う必要のある方
- ERMの引き出しを増やしたいという方
- ISO31000の考え方を理解したいという方
- COSO-ERMの考え方を理解したいという方
- ERMに関する高度な知識やISO31000、COSO-ERMのフレームワークについて、動画で繰り返し自分のペースで学習したい方
e-learningコンテンツ一覧
内容: |
- 動画講座 約330分(29本)
- ミニテスト 各動画に付属
- 総合テスト
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講義内容: |
- ERMの用語解説 PartⅡ
- リスク、リスク源、脅威、ハザード、脆弱性
- 予兆指標
- 固有リスク、残余リスク、目標リスク
- ESG
- リスクキャパシティ、リスクアペタイト、リスクプロファイル
- 3ラインモデル
- 有価証券報告書:事業等のリスク
- CSA、RCSA
- 個人情報とGDPR
- 個人情報に関わる情報の種類と個人情報保護法
- GDPRの概要
- GDPRと世界各国の法規制
- GDPRの罰則と事例
- リスクマネジメントガイドラインの解説<様々な規格やガイドラインとISO31000>
- 様々な規格やガイドライン
- ISO31000の概要
- ISO31000の中身 Part I 原則
- ISO31000の中身 Part II 枠組み
- ISO31000の中身 Part III プロセス
- リスクマネジメントガイドラインの解説<COSO-ERM>
- COSO-ERM概要
- COSO-ERMの中身 Part I ガバナンスとカルチャー
- COSO-ERMの中身 Part II 戦略と目標設定
- COSO-ERMの中身 Part III パフォーマンス
- COSO-ERMの中身 Part IV レビューと修正;情報、伝達及び報告
- リスクアセスメント技法 PartⅡ
- 蝶ネクタイ分析
- シナリオ分析
- デルファイ技法
- ブレーンストーミングとノミナルグループ技法
- エマージングリスク(2024/2/1より追加)
- エマージングリスクとは
- エマージングリスクマネジメントとは
- ISO/TS31050とは
※「ERMの用語解説」「リスクアセスメント技法」のPartⅠは「ERM中級コース(e-learning講座)」にて提供しています |
備考: |
※コースの内容は変更および追加の可能性があります。 |
対面講座のご紹介・e-learningとの違い
ERM上級コース対面講座の「ERM上級研修(ISO31000)」「ERM上級研修(COSO-ERM)」では、本e-learning講座でも解説しているISO31000、COSO-ERMのフレームワークを扱っています。
これらのフレームワークについて、e-learning講座では、ガイドライン軸で各要素の詳細を解説していますが、対面講座では、「ERMの実践においてどのように活用するのか」という実務軸で、事例をベースに解説しています。組織でのERMの実践に生かすことができる内容となっておりますので、対面講座を併せて受講することをお勧めしております。
なお、対面講座の講師は現場で活躍するコンサルタントが担当します。講義中には質問時間もありますので、実務でお困りのことがあるお客様は、講師と直接やり取りのできる対面講座を特にお勧めしております。
受講効果
- 様々な技法を用いることで、より複雑なリスク環境に対応し、効果的なリスクマネジメントを実施できるようになる
- 場面に応じて使い分けることのできるリスクアセスメントの選択肢を増やすことができる
- 既存のフレームワークを自社に適用してERMの設計ができるようになる
- ERMの整備・運用プロジェクトを牽引することができる
- ERMの運用事務局の実務に役立てることができるようになる
- 組織のリーダー(事業本部長や部門長、課長等)として組織内のリスクマネジメント設計や改善に向けた建設的な提案ができるようになる
受講者の声
講義の進め方が絶妙で迅速に知識を得ることができました。テストの解説でより理解を深められました。(卸売業)
お申し込みについて
受講料 |
6万円(税別)/人 |
契約期間 |
3ヶ月 |
ご利用開始まで |
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買取 |
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