リスクマネジメントコンサルティングを手掛けるニュートン・コンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:副島 一也)は2025年10月22日、ロッテ様による「BCM/BCP改善・再構築支援サービス」の導入事例を公開しました。
 
※所属先および役職名は、プロジェクト当時のものです。
チョコレートやビスケット、ガムといった菓子や、アイスクリームの製造・販売を幅広く手掛けるロッテ様。総合菓子メーカーとして、創業以来70年以上にわたりお菓子業界を牽引し、数々のヒット商品を世に送り出してきました。さらに、健康食品や健康雑貨といった新たな分野にも事業を幅広く展開されています。
ロッテ様は長年にわたり、製品事故防止や初動対応をはじめとする危機管理の取り組みを推進してこられました。東日本大震災以降は、地震対応を中心としたBCPのマニュアル策定などにも注力。その後はリスク管理体制のさらなる強化のため、専門部署も設置されました。このたびはオールハザードBCPに転換すること、そして実効力のあるBCMを構築することを目指し、4カ年のプロジェクトに取り組まれました。
1年目は、社長へのトップインタビューと経営層のワークショップを通してBCP基本方針を策定し、復旧目標などについても経営報告会で合意。また、事業継続の要となる全国5工場や、複数部署に関するBCP文書を策定しました。2~4年目はこれらのBCP文書をふまえ、各工場や本社部門など、それぞれの現場で事業継続演習や初動対応訓練を展開。役員が参加する「本社緊急対策本部訓練」も毎年実施し、事前に決めておくべき有事の全社対応事項について議論を深めていきました。
本プロジェクトでロッテ様は、「地方工場も含めて、全ての演習や訓練、ワークショップを必ず現地で行う」という点を重視されました。これは、オンラインではなく直接対面することで、参加者の闊達な議論を促し、実効性のある体制を構築するためです。その狙い通り、各現場では議論が盛り上がり、事業継続に対する当事者意識が全社で向上。一人ひとりが「当たり前のこと」としてBCPに取り組む風土が醸成されました。今後は国内の関連会社や、工場を含む海外法人にもプロジェクトのスコープを広げる予定となっています。
BCM(Business Continuity Management)とは、組織にとって重要な事業の継続能力を維持・改善させるための活動です。BCP(Business Continuity Plan)は、有事の際の行動計画を指します。本サービスでは「ニュートン流BCP」の考え方に基づいて、企業の現状に合った、実効性のある継続可能なBCM/BCPの策定を支援します。
| 社名 | ニュートン・コンサルティング株式会社 | 
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビルディング5F | 
| 設立 | 2006年11月13日 | 
| 資本金 | 30,000,000円(2024年12月末現在) | 
| 代表者 | 代表取締役社長 副島 一也 | 
| 事業内容 | リスクマネジメントに関わるコンサルティング | 
| 社名 | ニュートン・コンサルティング株式会社 | 
|---|---|
| 担当 | 吉田 | 
| TEL | 03-3239-9209 | 
| info@newton-consulting.co.jp | 
