JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2018年12月18日、「2017年度CSIRT構築および運用における実態調査」を公表しました。調査は日本シーサート協議会(NCA)の協力のもと、NCAに加盟しているCSIRTを対象にCSIRT構築および運用における実態調査を実施し、JPCERT/CCが分析を行ったものです。
調査によると、前回調査時(2015年)には NCA 加盟組織が 66 組織であったのに対し、今回は 187 組織に増加。CSIRTの構築や他組織のCSIRTとの情報共有が進んでいることが伺えます。構築に当たっては「情報システム管理部門系」が主導している場合が最も多く、次いで「セキュリティ対策部門系」でした。調査ではこのほか、CSIRTの提供するサービス範囲や社外との連携等について報告しています。